太陽王法の会

冬枯れの木々はその冬にじっと耐えながら内に春の芽を育ててゆく、そして春その芽をふくらまして美しい花を一斉に咲かせ人々に喜びを与える。やがてその花を散らすと青葉若葉を生みて新緑に彩リ、梅雨に水を一杯命におさめ夏に成長させてゆく、やがて命一杯に実をつけておしみなく人間や鳥達や小動物や虫達にそれを布施してゆく、秋には紅葉が荘厳に天地を彩リ、大地に葉を落としてゆく、そして冬枯れの時に新たな命を育ててゆく、真に命の道を教えるのである。


太陽の法嗣


大日天光子


合掌