「貴婦人の訪問」名古屋中日劇場大千秋楽、
カーテンコール時に二階席の横断幕に書かれていた言葉です。
三度目のカーテンコールが終わり、祐さまアルフレッド&涼風クレア登場時には
もう一枚「感動をありがとう」に変わっていました。
祐さまファンなのか、どなたが掲げられたのか、きっと舞台上のキャストの皆様にも伝わっているはず。
拍手拍手
の感動の嵐![]()
1010から始まった「貴婦人~」の夏は終わってしまいました。
私の初見、大阪BRAVAでは
祐さまアルフレッド、軽過ぎ、涼風クレア、重過ぎ、春野マチルデ、ただの良妻賢母![]()
それぞれ別の方向を向いているような、そんな印象でした。
が、クリエ、キャナルシティ劇場、中日劇場と回を重ねるごとに
それぞれの関係性がはっきり、濃くなってきたような気がしました。
アルフレッド(山口祐一郎)
最初、なんて軽い優柔不断な、いい加減でどうしようもない男だと思っていました。
祐さまらしくない、へなちょこな演技に苦笑してしまいました。
私は1010、プレビューでは観ていないので可笑しさは感じませんでしたが・・・。
二幕、自分の運命を受け入れてからのアルフレッドは誠実にクレアに向き合っている。
クレアへの想いは嘘じゃなかった、それを押し隠してマチルデとの結婚生活を送っていただけ。
だから、マチルデに「お金の為だけに結婚したの?」って聞かれたとき、「それがすべてだ」と答えてしまったのだと思う。
マチルデに対しては嘘を突き通せなかったアルフレッド。
クレアへの愛が真実だったから・・・。
決して肯定はしないけど、祐さま演じるアルフレッドは素敵。
市民集会で評決され死を受け入れ「はい」と答える場面は毎回涙が止まりませんでした。
マチルデ(春野寿美礼)
楽天的なのか、それともクレアにした事を忘れているのか、最初クレアが登場した時にニコニコしているのが不思議でした。
何故って、クレアからアルフレッドを奪ったのだから、一番現れてほしくない人物なはずじゃないの?
アルフレッドに裏切られたかわいそうな妻?そうじゃないと思う。
「罰を受ければいい。あなたのした事、すべてに対して」とアルフレッドに言ったけど、
マチルデもみんなも同罪じゃないの?
みんなしてクレアを追い出したんじゃないの?
最初は被害者、かわいそうなマチルデみたいな印象でしたが、博多あたりから、だんだんと楽天的ではないマチルデの部分もでて、三角関係がはっきり見えてきました。
最後にクレアを睨みつける処、毎回注目して見ていました。
春野さんの歌はタカラヅカの時から自然な歌い方が好きでした。
マティアス(今井清隆)
存在感のある演技。
市長がとても似合っていました。
若いとき、アルフレッドに頼まれて裁判で偽証したのに、まるで罪悪感がない。
自分が追及されるのを恐れて早くアルフレッドを亡き者にしようとする救いようのない人物。
クラウス(石川禅)
ギュレン市民の中では唯一まとも?な人物。
お金の誘惑に戦いながら人道主義を貫こうとする校長、苦悩する人物を好演していました。
禅さんの演技には泣かされます。
以前観た「MA」のルイ16世の禅さんを思い出しました。
人間の弱さや脆さを表現した芝居が上手いです。
ゲルハルト(今拓哉)
マティアスと一緒に偽証してしまう。
でも彼には罪悪感があるからアルフレッドに自殺を進める。
友達だから自分の手で死に追いやることが出来ないと思ったから?
今さんの警察官、とても似合っていました。
ヨハネス(中山昇)
聖職者なのに、やはりお金の誘惑には負けてしまう。
中山さんはこんなに滑稽なお芝居をする人だったのでしょうか?
若い時のアルフレッド(寺本健一郎)
とても黒豹のイメージではないけれど、爽やかで若々しいアルフレッド。
歌もよかったです。
若い時のクレア(飯野めぐみ)
今のクレアからは想像できないけど一途なところ。
17歳のクレアはあんな感じだったのかなぁと・・・。
歌もきれいな声で4人での重唱はとても素敵でした。
クレア(涼風真世)
前にも書いたけど、一人だけ、年齢設定が高すぎる気がする。
ずっとアルフレッドへの復讐だけを思い、生きてきたから、あんなに歳をとったのか?
そういう設定?
声のトーン、そんなに下げなくてもと思うのは私だけか・・・?
復讐の強い気持ちの表れかもしれないけど。
今回の力強いクレアの役はピッタリだと皆は大絶賛するけど・・・。
確かにそうかも、でも、もっと自然なほうが私は好きです。
博多の千秋楽は力が抜けていてとても自然でした。
が、名古屋は大千秋楽ということでとっても力強い男前なクレアさんでした。
歌、毎回難しい歌をよく歌い上げたと思います。
本当に喉が心配でした。
好きだったのは一幕、森での四重唱。
二幕、祐さまアルフレッドとのデュエット。
アルフレッドの亡骸にすがって歌うところ。
最後、マチルデに不敵な笑みをうかべ、立ち去るところ。
森でのアルフレッドとの時間、揺れ動くクレアの苦悩、アルフレッドへの気持ち、
すべて、大好きな場面でした。
クレアの復讐はギュレンの人々への復讐だったと思います。
アルフレッドは死んだけれど、クレアは自分のものに出来た。
20億ユーロ貰ったギュレンの人々はいつか、また元のギュレンに戻る。
夫や父親を売ったマチルデや子供たちも幸せにはなれない。
そんなどうしようもない後味の悪いミュージカルですが、
楽曲の素晴らしさがいつまでも耳に残り、森での優しい場面ばかりが思い出されます。
再演も同じキャストでと強く願います。
やはり千秋楽は熱気が違います。
昨日は昼公演を観たので、
夜公演のためのパワーを温存している感じでしたが、
今日はすべて120%出し切った、そんな舞台でした。
カーテンコールは2回。
そして3回目はアルフレッドとクレアの二人で・・・。
御挨拶は
山口祐一郎さまが
「今回の公演の財政面を一人でささえているクレア財団の・・・。」
と涼風真世さまを紹介。
涼風クレアは、いつものお決まりの「むかし妖精、いま妖怪」
「昨日、もつ鍋を食べました」
皆さんで打ち上げに行かれたようでした。
後は、全キャスト、オーケストラ、スタッフ、関係者、
みなさんにささえられて・・・と感謝の言葉を述べられました。
そして、とってもかわいいポーズ(クレアと同一人物とは思えない)
で祐さまを紹介。
祐さまは「また、この劇場で皆さまにあえますように」と
ふつうに真面目(?)な御挨拶でした![]()
また、気が向いたら感想を書きますZzz…(*´?`*)。o○





















