次元のブログ

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人生は、何があるか分からないから面白い☆
結婚二年目にして、子供がほしいと思ってたら、まさかの無精子症発覚( ゚Д゚)!!すべての歯車が狂いだしたように思えたけど、絶対にあきらめない☆彡幸せになるんだ!!

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かなり久しぶりの更新です。

不妊治療、その後の経過を綴ります。

 

次元夫婦は2人目の治療を開始していた。

嫁さんは毎晩薬の管理、自己注射を繰り返し、次元は仕事に専念。費用が続く限り頑張っていた。

 

大阪のリプロダクションクリニックに毎週のように通い、お金は恐ろしいスピードでなくなる。しかし、再び奇跡を信じて、前だけを見て走り続けていた。

 

今回で一旦見切りをつけようと頑張ってきた卵を嫁さんがお迎えし、判定日を迎えたが、残念ながら奇跡は起こらなかった。帰りの新幹線で、嫁さんは一人泣いていたらしい・・・。

2年前、奇跡的に長男を授かることができた。十分すぎる奇跡だ。でも、費用をどうにかできれば、もう一度奇跡を起こせるかもしれない。そう信じていた。

 

しかし、それも長くは続かず、費用が底をつきつつあり、夫婦で話し合った。苦渋の決断ではあるが、一旦治療をお休みすることにした。

 

 

次元は、長男を授かることができたとき、自分の両親から言われていたことがある。

 

「もう一度不妊治療を頑張るときが来たら、お金はどうにかしてやる。頼っていいから。何でも言いなさい。」

 

実は、次元家族は大地震に遭遇し、両親の自宅は大規模半壊、現在家は跡形もなく、両親もアパート暮らしをしている。家を建て直すこともあり、経済的に余裕はないはずである。それでも、「頼っていい」と言われていた。

 

この年になって、親のすねをかじるようなまねはしたくない。プライドが許さない・・・ずっとそう思っていた。不妊治療を再開したことは、両親にちゃんと話していない。だが、嫁さんの気持ちを考えると、まだ諦めたくない。

この話を嫁さんに打ち明け、一度嫁さんが次元の両親と話すこととなった。

 

その日、嫁さんは次元の両親とランチに行った。次元は仕事で一緒に行けなかった。ふと、仕事中に親からメールが届いた。

 

「次元、仕事が終わり次第、すぐに電話して!あんたに話をしたいことがある!」

嫁さんからちゃんと話せたんだろうか?そう思いながら、仕事終わりに両親に電話をした。

 

実は嫁さん、ランチ中に両親の前で泣いてしまったらしい。お金に困っていることを両親が悟り、詳しく話を聞かずに別れたとのこと。慌てて次元に連絡してきたのだ。

 

仕事終わりに、次元は両親の元を訪ねた。

 

この日は、話だけして帰るつもりだった。

母親から、分厚い封筒を渡された。

おそらく不妊治療が数回できるほどの金額だ。

 

心の底から嬉しかった。

何度も何度も、両親に確認した。

「どんなに頑張っても、うまくいかない可能性がある。それでもいいのか?」

 

両親から帰ってきた言葉で、涙が出た。

 

 

次元夫婦は、地震に被災した関係で、近日引っ越しを予定している。

引っ越しが落ち着いたら、また治療を再開する予定だ。

 

今後も経過を更新したい。