19歳から鬱症状が出て、22歳の時に初めて精神科なるところへ受診したのだがその頃から毎年、この時期は地獄。実際に自殺未遂を冒したことがあるし。挙句に処方薬をオーバードーズ、そしてアディクトへ。いつからそんな人間になったんだ?と思うけど、もう原因は明らか過ぎるぐらい明らか。しかもそればかりは過去に戻って修復しない限りは寛解の余地はない、というほど。

 

音楽制作への傾倒もなんだか「もしかして、間違った方向に行ってない?」と自分でも思うばかりで。でも、今思えば、過去に戻らなくてもうつ病を寛解させれたかも知れない出来事もあったのだが。大昔に典型的な「友達以上恋人未満」で付き合っていた女性は僕のPOPS方面の曲をいつも寝る前に聴いている、とまで言ってくれていてもうお互いに恋人同士になるのも時間の問題で、鬱病はサヨナラ、というところまできたのだが、世の中の厳しい試練に耐えきれずに泣く泣くお別れした、ということがあった。

 

共通の友人から「あの子はお前と結婚のことまで考えていたんだぞ」とか言われたけど、鬱病で会社もフルタイムで働けない人間の経済力で家庭生活を営むことなぞ出来るわけもない。嫌いになって別れたわけじゃないので友人の言葉はかなり心にグサリッと突き刺すものがあった。まぁ彼女は今はもう結婚しているらしいのでそこは安心したけど。

 

ただやはり傷は傷で未だに癒えずにいるので唯一の生き甲斐「曲創り」に専念した。その子との日々が強烈なインスピレーションとなり沢山のPOPS、バラードの名曲達が出来た。「やはり僕は身を削らなきゃ、曲が出来ないタイプなのね」と凹んだりもしたが。その曲創り時代が終わるころに東日本大震災が起きて、その後色々ありまた曲創り専念時代が続くのだがこの時にキャリア最高峰の曲「藁人形」というナンとも不気味なでもプロのロックミュージシャンたちからもお褒めのお言葉を頂ける名曲が出来た。ただ残念なことにその曲のマスター音源が壊れてしまったが。

 

ただこの曲はウチの家族からも「ネガティヴになるから敦だけの時に聴いてくれ」と懇願される曲でもあった。リンク張ってあります。BABY METALにでも使って欲しいわ。