もう今か7年ぐらい前のクリスマスイブの夜に20年以上罹患している鬱病の症状が悪化して

処方されている睡眠薬2週間分を一気に服用して、その後左腕をと首の頸動脈をズタズタに

ドイツ産の鋭利なナイフで切り刻み、そのまま倒れた、なんていう事をしたのだが気付いたら

左腕と首に包帯がグルグルに巻かれていた、なんていう事があった。

 

根本の問題が判ってはいたがそれは自分独りの問題ではないからその問題点に向き合うことは

不可能のまま、その後数年は自傷行為をかろうじて止めながら生きてたのだが、

その後また数年前の正月に定量通りの眠剤を飲んだのだが起きたてで頭がフラフラしてて

二階の自分の部屋から1回の台所までの階段を

 

文字通り後頭部をガンガン打ちながら落ちていったことがあったのだがその時に思った

正直な想いは「これで自殺せずに普通に死ねる、やっと楽になれる」という思いだった。

だけど普通に台所の入り口までスッと辿り着いてしまい、ガチに「ナンで生きてるんだよ!」

「やっと死ねる、と思っていたのに!」と正月早々トンでもないことを大声で張り上げた。

 

朝早くにそんな調子の自分を見た両親は慌てて主治医のところに僕を連れて行って診察したが

結局は鬱病特有の「孤独」「疎外」「不信感」といったものから派生した症状にたまたま階段

があってそこから転げ落ちたのだろう、ということであったが、僕としてはもう、今もだがもう完全に

生きることにナンの希望も夢も持てなくて、とっとと自分をこの世から消し去りたい、という

思いでいっぱいだった。

 

結局、入院となり、しかし、根本の問題は医学的には解明できるものではないから処方薬が

自分でも「マジかよ!」というぐらいに増えて強引に感情の起伏を抑えること、にして

現在に至る。鬱病になるまえから年末年始はロクな思い出がない。増えすぎた処方薬の

副作用でガンマの値が僕は全くお酒を呑まないのに「アルコール依存症、もしくは肝炎手前」

の数値。「無理しなくても肝臓で楽に死ねるだろ?」と悪友の医者は仰せはった。

モノ心付いた時から、年末年始充は充分に苦しんだのでそろそろ、この俗世から自分を

楽にさせて欲しいと思う。今更、夢も希望も生き甲斐も楽しみもない。