なんだかんだ言って「EMOTION」は当初のフルレングスバージョンに変えて早朝からレコーディング。すんごい面倒だった。だけど一応、お渡ししたい相手の事を想いながら必死で録音しましたよ。繰り返すけどコレ、受け取って貰えるかなぁ。もちろんお相手は有名人ではなく市井の人。


それと「EMOTION」をマスタリングしている最中に「なんだかんだでまだ良い曲で未発表の曲いっぱいあるじゃねーかよ」とか自分で自分に突っ込みを入れた。

ただなぁ、これ鬱病の典型的症状なんだけどこの病気に罹ると「排他的」そして何より「悲観的」になるんだよなぁ。だから見知らぬ人達の前でLIVEが出来なくなったしまったのだが。おこがましいがあの故NICK DRAKEも鬱病を患っていて同じような事情で「死ぬほどコンサートするのが」嫌だったらしい。

でもまぁアノ人は才能あるから死後に評価が高まったわけだが、当時のレーベルはNICKがコンサートを拒否し続けたためプロモーションが出来なかった、と書いてある。そうだよな、今みたいにNETで宣伝なんか出来ないしねぇ。

今はオファーを頂いても10年以上...僕に定期的にLIVEのオファーをくれる方からの福祉関係でしか人々の前で生演奏をしてない。ま、そういう流れで今月末にも某所で1曲だけやるんですが。何せ持ち曲が軽く100曲は超えるので日にちもまだあるし、選曲に悩んでいる。まぁもちろん嬉しい悲鳴ですけどね。
福祉関係での生演奏なら超大歓迎。1曲だけでも是非とも歌いたい。

あとマスタリングをしている最中にまだ僕が病気に罹る前、その時にすでに鬱病の前兆があったことを思い出した。そう学生時代の頃によりによってあの高名な哲学者「ショーペンハウア」にハマってしまったのだ。アノ人の哲学を非常に簡素に略すると「何ごとも最初から諦めていれば、絶望もそんなに酷くはならない」というある意味で凄まじい極論だが、大学時代の僕にはまさにそれがぴったりと合ってしまった。

ああいうのは多感な時代には読むモノじゃないですな。