夢で40歳にも関わらず、大学に入学するという夢を見た。実はこの手の夢、今までも何度も見ている。大学入学直後に挫折を味わい、自他ともに明らかなほど僕の人生の自滅行為と崩壊が始まった。

なのでそれをやり直したい、という思いが卒業してもう20年近く経つのに夢として出るのだろう。あの時代はありとあらゆることに挑戦したがそのほとんどすべてが失敗に終わった5年間(留年して
いるので)だった。

左腕の無数のナイフで切りつけた傷跡が僕の19歳以後の人生をまんま現わしている。この季節なので半そでで外出するがこの傷跡はもう隠しようが無いほど酷い。今まで何度も切りつけているが最期に切り付けたのは去年の12月24日のことなのに未だに生生しく残っている。買い物に行くとお店の店員もよくびっくりした顔を一瞬する。

2001年から断続的にリハビリ更生施設に通っているのだがそこではまず何よりも「自分は無力で人生に敗北した」ということを教わる。受け...
入れるのには随分と時間を要したが今ではすんなり受け入れている。もっと言えば自分は「負け犬」であるということである。

学生の頃は「その手のリハビリ施設なんて向こうのお国だけの話だろ」と小馬鹿にしていたが、まさか自分が10年以上にも渡ってそいつのお世話になるとは思ってもいなかった。しかも僕は正直、10年以上もリハビリを受けながらほんの少ししか、良くなってない。短期間バイトをしていたRO誌に掲載された大好きなキースリチャーズの言う事を本気にしてれば良かったよ。

そんなワケで紆余曲折してきた。おかげで人生の成功欲求や野心がなくなったのでそういう意味では今は楽。ぜ~んぜん話は違うが(でもないか)昨日EPを「今度こそ」本当に「これで決まり」なモノが出来たのであの時代の悲しさの数々よりも、EPが出来た喜びの方がデカイ。

収録曲は「星を探して」「ふたり(Edit.Ver)」「終わりの始まり(新曲)」「POTENTIAL(New.Ver)」「
気付いて欲しい(REMIX)」