この時期になると街がクリスマスのイルミネーションに彩られるわけだが鬱病を発して以来そういうことに以前ほど感動というのか反応しない。高校時代には好きだった女の子にクリスマスプレゼントを贈るために高校の帰り際に毎日東急ハンズに行って何にしようか?とトキメイていたのだがプレゼントを渡したら見事に嫌がられてしまった。でもそれは若き日の甘酸っぱい思い出。問題はそれより何年も後に続いたクリスマス時期のこと。今の自分はSIXX:A.M.の「X'MAS IN HELL」じゃないけれどこの時期になると根拠のない鬱に襲われる。大学時代は毎年クリスマスはバイトだった。しかもハードにかけもち。そんなんでクリスマス時期はあまり良い思い出がない。そんな今日、止めときゃ良いのに悲劇のシンガーソングライター、TIM HARDINを聴いている。でも良いんだよなぁ、TIM HARDIN。高校時代はこの時期はBRYAN ADMSを聴いていた。まさにネガとポジ。この差はデカイ。ただ救いなのは先ほど当方の次作「TERRA」を聴いていたら思いの外、良かったと思えたこと。悲観的な当方がそういうのだから少しは信じて欲しい。タテタカコさんの「へんぺいそく」には及ばないけれど中々良いアルバムだと思う。まぁ録音頑張ったもんなぁ。あと今回は久方ぶりにブレや曲ごとのクオリティーの差がない作品です。どれも小粒ながら方向性の一致した良い曲達が入ってます。アルバムタイトルの「TERRA」というのも良いネーミングだと思います。独り武蔵野で幻滅した方や今村敦「GLAM FOLK」で幻滅した方々はもう1度だけチャンスをください。悲観的な当方が言い切ります。今度の「TERRA」は良いアルバムですっ。