経済の世界には『going concern』という重要なターム(用語)がある。継続企業と訳します。

バブルの頃、私のところにはM&A(合併・買収)案件の翻訳がよく舞い込んだ。そのときにgoing concern(ゴーイング・コンサーン)という言葉が出てくる。A社がB社を買収、ゴーイング・コンサーンはA社と決まったという具合です。企業会計の翻訳でも頻出する用語だ。

LASの曲の中から私がピックアップした曲をロックバンド・スタイルでリメークする。私が考えたこの新プロジェクトは最初から継続することを意図していません。

このブログで公開した曲のギターを奏きたい、ドラムを叩きたい、ベースをやりたいというミュージシャンに集まってもらう。曲が出来てアルバムを出してライブをやったら解散する。
非継続的なプロジェクトだ。

going Concern が継続企業なら、goingの反意語であるComing とConcern をくっつければ非継続企業になる。私のプロジェクトにぴったりのネーミングだ。
というわけでComin' Concernプロジェクトが誕生したわけです。

注: Comin' Concernという経済用語はありません。これを非継続企業としたのは私の造語です。

いま公開している2曲と『イエスタデイ』。それに『the bride』の日本語バージョンをバンド・サウンドで制作する。これがComin' ConcernⅠになります。
すでにLASは新曲の制作に入っていますから、そのあとはComin' ConcernⅡだ。

Comin' Concernは非継続的なプロジェクトですが、私とLASが存在する限り、終わりはない。それがComin' Concernプロジェクトであると思ってください。