8月30日の外電。
昨夜、ノエル・ギャラガーはバンドのウェブサイトで、自分はオアシスを脱退するという短い声明をだした。その中で彼はこの決定の理由について弟のリアムとの関係の悪化をあげて非難した。

「これは悲しいことだけど、今夜オアシスをやめることを公表してホッとしてる。みんな色んなことを書いたり言ったりするするだろうけど、僕はリアムとはもう1日たりとも仕事できない。ただそれだけだ」とノエル。「パリ、コンスタンツ、ミラノのショーの切符を買ってくれたファンにはもうしわけないと思ってる」

オアシスは先週末、リアムが喉頭炎に罹ったということでチェルムズフォードで開催されたVフェスティバルでのショーをキャンセル。昨日はパリのRock en Seine フエスティバルでプレイする予定だった。このステージにあがる直前、ギャラガーとリアムの兄弟は殴り合いの喧嘩をおっ始め、ノエル(42才)がバンドのメンバーにもうショーはやめだと言った。

情報によると、「2人で軽口を投げあったり馬鹿にしあったりしてるうちに喧嘩がはじまったんだ。あっという間に手がつけられない騒ぎになった。鬱積した怒りが爆発したみたいだった」

「ノエルはずっと自分を抑えようとしてたけど、誰だって限界点ってものがある。2人はすぐ引き離されたんだけど、リアムが腹いせにノエルのギターのひとつをぶっ壊しちまった」

「まっ。そういうわけさ。ノエルが堪えに堪えてきた怒りを最後にぶちまけた。彼はもうこんな揉め事はまっぴらなんだろう」








この兄弟喧嘩の一部始終を、パリ・コンサートの共演者でスコットランド出身のシンガー、エイミー・マクドナルが見ていた。

彼女は昨夜、自分のTwitterのページに書いた:

『オアシスがまたやってくれた。ステージに出る1分前にドタキャン!!!

リアムがノエルのギターをぶっこわした。

スッゲェェェェ大喧嘩だった』


エイミー・マクドナルド


オアシスと最初に契約をかわした音楽業界の重鎮、アラン・マッギーはソーシャルユーティリティサイトのFacebookにこう書いた:
『Rock en Seineフェスティバルにいた誰かがすぐ私に電話をくれた。オアシスが1時間前に分裂して、マネージャーだかツアー・マ
ネージャーだか知らんが5万人のファンにそう告げた、ってね』

リアム(36才)はノエルなしでもパンドは続けると明言した。

兄弟の険悪な仲は有名で、名曲"Wonderwall"のソング・ライターは前にもバンドを脱退したことがある。この時はあとで復帰した。

2000年には、バルセロナで酔っぱらった2人が大喧嘩をやらかした。ノエルの娘のアナイスは本当の子なのか? とリアムが当てこすり、怒ったノエルがリアムにヘッドバット(頭突き)
を食らわしたのだ。

この時もノエルはバンドを離れ、残りのメンバーは彼なしでツアーを続行。のちにノエルはバンドに戻った。

その伝説的なキャリアのなかで、オアシスはUKシングル・チャートのトップに8回。世界中で5,000万枚超のアルバムを売りあげている。