「The One You Love」

「これは僕自身の特殊な性のあり方について書いた曲さ。僕は魅力もないし男らしくもない。自分のことをそう思ってる。でも同時に、自分を低く見せることは魅力にもなりうること。自分を無防備にすることで人の心を開くことができるってことも僕は知ったんだ」


「Peach Trees」

「これは最初のアルバムから"Barcelona” までを貫いていたテーマに似た現実逃避の歌さ。でも両方ともとてもリアルな場所についての歌なんだ。超現実的な現実といったところかな。音楽的にはMartin Dennyみたいなゆったりとした感じがあるだろ」


ルーファスの妹 マーサ・ウェインライト


「Little Sister」

「これはとても古い歌でね」とルーファスは言う。

そう。この曲はもともとウェインライトの名前をそのままタイトルにしたデビュー・アルバム用にレコーディングされたものだ。「 Want Two」に再録されたこの曲は、完全に新しくレコーディングされてはいるが、 Van Dyke Parks のオリジナルのアレンジはそのまま残されている。

この歌の中でウェインライトは言っている。『僕はモーツアルト。取るに足らない存在だけど、僕の妹よりはマシ。言わせてもらうけど、彼女がうまくやっていくには自分が持ってる音楽性以上のものが必要さ』

「この歌は妹のMartha (レコーディングやライブによく参加する)についての歌だと思われてるみたいだね。だけど僕の姉妹は3人もいるんだよ。この曲は単純な姉妹についての歌じゃない。それを超えたものなんだ。すべての女性アーチストについての歌さ」