翻訳by sunburn

「I Don’t Know What It Is」

「"I don’t know what it is, but you got to do it/ I don’t know where to go but you got to be there"という詩が最初に心に浮かんだとき、僕はニューヨークにいて、The Strokesのために開かれたパーティーに出ていた」

「そのときに強く感じたこと。"何が起ころうとしているか、何がクールなのか、僕らにはまるで分からない。でも、それはここ、この部屋の中のどこかにある"という感じ。それを詩にしたんだ」

「その時の訳のわからない混乱。みんなが血の臭いか何かを嗅いでるという感じ。そのときのパーティーがひどかったって訳じゃないよ。僕がストロークスの連中を嫌いだったわけでもない。僕はただ、いまの音楽ビジネスは混乱の坩堝にあると思っただけさ。後になってから、この歌は本当はパーソナルなものだってことに僕は気がついた」

「自分がどこにいるのか分からない。本当に迷子になっているのか。それさえ分からなかった。まったくパーティーには関係ないんだ。何かを探してるんだけど、自分が何を探しているのか分かっていない。そんな感じかな」

「ここにも汽車のモチーフがある。汽車に乗って、忘却あるいは救済を目指すんだ。大切な人生のために、ただ汽車にしがみついてね。あの歌はどこかの山から下りてきたんだ。なぜそう思うかって? 僕が馬鹿なまねをやめるようになったのは、この詩を書いた直後だったからさ」