●"最も偉大なインディー・バンド"、The Smithsのレコードを聴きながら、彼らのキャリアに憧れたり、彼らみたいな活動をしたいと思ってた?

「うーん。それほどでもなかったね。僕のソングライティングが良い方向に進みだしたのはBelle & Sebastianを結成する半年くらい前だった。その頃からだよ。僕は音楽でやっていけるかもしれないな、って思うようになったのは」

「こんな答え方をすると、気取ったつまらない奴だって思われるかもね。でも僕らはまったく違う存在なんだ。

昔の僕からみると、The Smiths が辿った道は越えがたい道のように思えた。今でも僕が毎日のようにやっているのは初歩的な仕事なんだ。僕は確かにThe Smithsという美しい滝を通り抜けた。でも、あそこにあったのは約束の地じゃなくてカビ臭い洞窟だったというわけさ」

「僕がThe Smithsを聴きながら感じていたことを、今の僕らのファンが感じてくれているとすれば、それほど嬉しいことはないね。でも自分ではまるでダメだと思ってるけどね」

●Belle & Sebastian版の「Strangeways Here We Come」を作りたいと思ったことはある?

「そんなの作りたくないよ。それって、つまり解散するってことじゃないか」