朝日新聞夕刊に

この薬師如来像が紹介されていたのを

覚えていて、

なぜか行きたいな、と思って

本当に会いに行ってきました




上野は大木が爽やかです

平日だったのに

チケット売り場は思わぬ大混雑

外国の方が多かったようです


当日券持っていざいざ平成館へ。


創建1200年の歴史はさすがに恐れ多く、

展示されている

空海筆の国宝「灌頂暦名」(かんじょうれきみょう)

平安時代の物ですものね!

あの、源氏物語の書かれた時代。

読めないし、分からないけど、

恐れ多い。


空海は遣唐使として中国に渡るわけですが、

2年ほどで帰国しているそうでした。

その間も、帰国してからも

真言密教への尽力は

凄まじい


最澄筆の目録の字は端正で、

見ていて美しかったです


空海が中国から持ってきたという法具、

煩悩を破壊する、という

元々は武器なのだそうで、

荒々しさを感じ、印象的でした


空海も最澄も、

再建に力を尽くした文覚も、

像や画像で見る限り

しっかりした肉体を持っていて

エネルギッシュで

近づき難い厳しさを感じます




展示後半には二天王立像

ここだけは撮影可でした


そしていよいよの薬師如来立像。

写真でみると厳しいお顔ですが、

明るい場内だからか、

笑みを含んでいるように思いました。

脇には日光、月光菩薩立像。

月光菩薩さまの耳に下がっているのは

何というものでしょうか、

エアコン?の微風に揺れて優しげでした。


とてつもなく大きな仕事を成した

巨人達の足跡を感じた1日。

音声ガイドに助けられ、

分からないながらもしっかり見てまわりました

いつかはお寺にも行ってみたい

そう思いつつ帰途につきました