深江橋から鴫野を抜け、
新喜多大橋を左折して
片町から京橋に向かうあたり。


運転しながらふと
左側の歩道に目をやると、
制服に身をまとったOLがいた。



オレの女になれ~
オレの~…オレの女になれ~。

と、念でも送ってみたろかいな。
などとつまらん事を考えながら
もう1度その彼女をよぉく
見てみると…






泣いている。




携帯で誰かと話しながら
OLがはらはらと泣いている。

入社してまだ
半年から1年くらいの
若くて黒髪ポニーテールのOLが
たまに涙をこらえようと唇を噛み
上を見上げながら泣いている!





いやぁ、なんだか分からんが
梅雨の谷間にいいもん見たなあ。


終わり。



甘いもんが急に食いたくなる、
って時あるでしょう。


こないだまさにソレやったから
仕事の帰りにケーキ屋に
寄ったんですわ。


グワーッて自動ドア開いたら

いらっしゃいませぇ♪

って、若い女性店員さんの声。


ケーキの並ぶウィンドウの前に
よっこらせと立って、
さてどれにしようかな。
と、思った瞬間オレの横に
はち切れんばかりの笑顔の店員が
ケーキがたくさん入った
箱を広げてオレに見せる。

そしてその笑顔でこう言った。



『ご注文はこちらで
よろしかったでしょうかぁ?』




いやいやいやいや。
オレ、今来たとこやん!
自分オレに、
『いらっしゃいませぇ♪』
って言うたやん!

なんでオレが来た瞬間に
オレの意見無視して勝手に
ケーキのラインナップ決めとんねん!

(もちろん口には出さない。
でも顔には出てたかも。)


『あっ…すみません!
間違いましたぁ!』


あわてふためく店員は
その箱を持ってオレの後ろにいる
スーツ姿のサラリーマンに
近づいていった。
アイツと間違えたんか…。


って、
いやいやいやいや。
アイツとオレ似てへんやん!
全然似てへんがな!

オレ、キタナイ作業着、
向こう、きれいなスーツ!

つーかオレ、
あんなにブサイクちゃうぞ!
あんな顔と間違わんといてくれ!


でも店員、
お前かわいいから許す。
親に感謝しなさい!終わり!




今日、オレの準地元・天満の
鳥料理屋にふらりと入ったら
1組だけ先客がテーブルに居た。


テーブルが3つ、
後はカウンターの狭い店内で
先客のグループは異様なまでに
盛り上がっていた。



オレはカウンターの
1番はじっこに座り
メニューを眺めた。


向こうから聞こえてくる
先客の声に聞き覚えがある。

今日の昼間もテレビから
聞いたような声。



その先客のグループの方を
ちらりと見ると、声の主は
メッセンジャー黒田。



はっきり言う。オレは失望した。
なぜなら、


トークに一切のキレ無し。


一緒にいるスタッフ共、
黒田に愛想笑いしすぎ。


同席したホリプロの
若手女性タレントに
ちょいちょい下心。


共演した芸能人、芸人の悪口や
愚痴だけのつまらんべしゃり。


3分に1回は必ずある
グループ全体の沈黙。
なぜ黒田はまわりの空気を読んで
芸人としての任務を遂行しないのか。



その場にいるのがあまりにも
耐え難いので、早々に店を出て
口直しにあほやでタコ焼きを買い
とっとと家路に着いたのだった。



芸人はオフでも芸人であれ。
大阪の目はあちこちで
光っているのである。