GoogleのMichael Jones氏に続いて、salesforceのTien Tzuo氏の公演。
興味深かった話は
「今までのように企業が必要なソフトウェアを購入、もしくはリースしサーバにインストールする必要は無く、インターネットそのものがOSとなっている。そこから低予算で必要なソフトを購入すればいい」
といった話でした。
梅田望夫
氏の著書に書かれていたネットのあちら側とこちら側という
ことがやっと理解できた感じです。
次にライブドアのCGM戦略について、執行役員の伊知地氏の公演。
詳しくはこちら
をご覧下さい。
CGM系サービスの今後の課題が理解できました。
続いて「いまこれが熱い米国のWeb2.0サービス」と題したパネルディスカッションが開催されました。
興味深かったのは
データセクションの橋本氏より2000年頃を「ドットコムブーム」、2006年頃を「Web 2.0ブーム」
と分類して両者の違いを比較した点です。
「投資市場が主導していたドットコムブームに対し、Web 2.0ブームでは技術者やコミュニティが主導している印象が強い」
また、富士通総研の湯川氏より
Web 2.0の提唱者であるティム・オライリーの論文について指摘。
「7つの原則だけでなく、7つのアイディアや7つの企業コアコンピタンス、8つのデザインパターンなどが論文に含まれており、整理がないまま重複している論点も多い」
「整理がないままの状態だからこそWeb 2.0が普及したのだろう。これをオライリーが意図的にやっていたのなら大成功だったのでは」
との話がありました。非常に面白い分析だと思います。
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をご覧下さい。
最後にマイクロソフトのWeb2.0戦略 ~Windows Live~といった公演。
「User in Controlという概念でソフトウェア+広告ビジネスを推し進めていく」
といった話でした。
正直に言って焦っているというか、やはりGoogleには勝てないのではないか
といった印象を持ちました。
マイクロソフトのような企業でも、遅をとってしまった時代の潮流である
Web2.0のながれ。
重要なキーワードであり、考え方もある程度理解できましたが、
どのように私の会社のサービスに取り入れて、ビジネスにするか?
非常に悩ましい課題です。