こんにちは。
保育家・心理カウンセラーの新田純子です。プロフィール

今日は高校時代の自分に遭遇しちゃったはなしです。

16歳の私に41歳の私がかけたコトバとは。。。

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息子を園に送った朝の道中。




コンビニの駐車場のすみに
うずくまる女子高生が目に入った。



自転車のかたわらにうずくまる女の子。





車で通り過ぎながら


「自転車のチェーンでも外れたのかしら」


と気になる。





「大丈夫かな」
「大丈夫だろう」



と思いながら




自分が高校生のころを思い出していた。






怖がりで臆病で
学校と家だけが世界のすべてだったころの自分。




あの頃のわたしなら

「学校に遅れたらダメだ」
「テストに間に合わない」
「これから私どうなるんだろう」

心細くて消えたい気分だろう。









無意識に車をUターンさせていた。






急いでかけよると



体調が悪くて自転車をこげなくなったよう。




くちびるも顔も真っ青で
消え入りそうな目の光。



「大丈夫?お腹痛くなった?」




「はい…。生理になるといつもこうで…」




大きなニキビをたずさえた顔。
おかっぱの黒髪。
自分を内に隠しているような固い表情。








はっとした。






あの頃の自分がそこにいたから。






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「私もそうだったよ。

貧血気味でね

朝の電車で過呼吸でぶっ倒れて

救急車で運ばれたことあったわ。

今よりずっと若いころね。ガハハハ!」






彼女の目が開いて
私と目が合った。






カイロを渡しながら

「おへその下あたりに貼るといいよ」


と伝えると


「ありがとうございます」


丁寧にお礼が返ってきた。






「おへその下に本当の気持ちが詰まってるから

あっためて出すといいよ」






初対面の女子高生になに言っちゃってんだ



と思いながらも





もう1人の自分はちゃんとわかってた。





これは



あの頃の自分に言ってんだな、って。





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演じてる自分と
本当の自分の狭間で
もがいていたあの頃。






本当の気持ちを出せずに
それは
大きなニキビになって顔に現れていた。



本当の気持ちを出せずに
それは
溜まって子宮を悪くさせていた。






それでも
自分を見つけたくて葛藤していた青春時代。





あの時があって今がある。






もがきながらも
どこか希望をなくさずにいられたのは






今日の出来事のように




未来の私が
あの頃の私に


一筋の光を届けてくれてくれていたからなんだろう。




世界はパラレルワールド。




時空を超えて
過去も現在も未来も同時に存在する。





それを
体感した朝。





今日もいい日になりそうだ!

コンビニから見えた空。
彼女はほどなくして家族の迎えの車に乗っていきました。