息子たち、サンタさんにプレゼントをもらいました。
ダンプカーとショベルカーのラジコン。


朝の7時からひたすら遊んでおります。
今で4時間。
長男にいたっては6時から起きてるから5時間!
ずっと遊んでる。
なんでしょこの集中力。


子どもに説明書はいらないんだねぇ。


手探りで、ひたすら気の赴くままに、試して試して試しまくって、すっかり自分のものにしてる。


「あ、それはスイッチじゃないよ!」
「そこは引っ張ったらダメ!」
「違う違う!こうやるの!」


大人ってヤツは、ついつい最短距離での使い方を教えたくなっちゃう。正しい使い方を教えたくなっちゃう。

まず先に使い方やルールを説明したくなっちゃう。

そんな私は、ルールありきの人間だった。
マニュアルがあると安心するタイプで、手順通りに進むことをよし、として自分を型にはめていた。
そのくせ、どこか心の中には窮屈さを感じていたな…。
いかんいかん。我が子にも同じ型をはめようとしてるやん‼︎


ルールって、先にあるもんやないやん!
本来は、心地よい生き方のために後に生み出されていくもんやん。


心の窮屈さは、他でもない自分が生み出してるだけ。
まずは、ルールありきやなくて、心地よさありきやん。


と、ラジコンを眺めながらふと気がつく。



兄弟でケタケタ笑いながら、楽しみまくっちゃってる息子たちを見てると、


最短距離でマスターしたからって、それがなんだっていうんだい⁉︎
正しい使い方ってそもそもなんなのさ⁉︎誰が決めたんだい⁉︎


な~んて思いが湧いてきた。



息子たちの遊び方をただただフラットにフラットに無~になって眺めてると。。。


「へ~そんな使い方もあったのか。斬新!」
「なるほどそのやり方もありだね。採用!」

世にも面白い遊び方がバンバン誕生してる。




自分がまとっていた余分なものが剥がれていって、
息子たちのはちゃめちゃな使い方が眩しく見える。



小ちゃ~いダンプカーの荷台にドーンと乗っちゃったり…。
(う。壊れるがな。まさか、もらって1日で廃車⁉︎)

リモコンのボタンをひたすらガチャガチャ…。バック前進、バック前進、バック前進。
(ぎゃ。モーター壊れるがな。安いヤツやから)


てな、大人の事情を説明しようと振り向くとさ、
あれ、もういない。



表の畑に飛び出して本物の土を乗せ降ろし。
お次は物干しに移動。
今度は荷台に私のブ○ジャーやらパ○ツを乗せて笑い転げてる彼らがいるわけさ…。




もう、笑うしかないやん!最高やん!それ。






正しい使い方ではないのかもしれないけど、

楽しい使い方には間違いない。
実験に次ぐ実験。



せっかくもらったプレゼントをそんな使い方で…って思うかもしれないけど、


プレゼントってそもそも、
贈る側の『真心』は
受け取るという行為そのもので
100%いただいている。

だから受け取るだけで、すでに完了している行為なわけで。。。
大事に大事に嬉しく嬉しくいただく。


そして、自分の手に渡ったらあとは、使い方は自由なのだ。

ましてや、サンタさんからのプレゼントの使い道を部外者である親がとやかくいうなんて、ナンセンス。
だって贈ったのはサンタさん。
受け取ったのは子どもたち。


そこからどう料理していくかは、本人次第。

もし、1日で壊れたとしても
「こういう扱い方をすると壊れるんだ 」
ということが学べる。



「次はどうやって取り扱うべきか」
考えるチャンスがやってくる。


親は傍でただただフラットであればいい。
壊れて子どもが悲しんでいたなら
「悲しかったねぇ」と言って抱きしめればいい。



たった1日の寿命のおもちゃだったとしても。

それだってたまにはいいじゃない。

触って、試して、壊れて。
そこから学ぶのさ。



力の入れ具合。
素材による扱い方の違い。
適切な使用場所。
ここまでやったらやりすぎ、というライン。

試し尽くすと子どもなりのルールが生まれる。



これがまた大人が思ってるようなルールにだいたいおさまっているから不思議。



子ども達の本能ってすごいなぁって思う。


結局さ、大人が頭でわかってるルールって、試し尽くした子どもは体感で理解していくもんです。


その証拠に、2日目には本当の土の上では走らせなくなったし、荷台には乗らなくなった。


息子になんでか聞くと
「土がつくとモーターに詰まって、スピードが落ちるから」
「上に乗ったらベキって言って壊れそうだから」
だそうです。

ね。これ、ほぼ大人の見解と一緒です。


ただ、違うのは人に言われたルールじゃなくて、自分でやってみて導き出したルールだから、親が見ていようが、見てなかろうが、守るんです。


自分の中で生まれたルールだから。




息子たちの遊び方を見ていると、
私もこうやって生きたいなぁって思う。



さすがに、大人だからおもちゃのダンプカーはもらわないけど、
日々、いろんな人やメディアからたくさんの学びをもらっている。情報も受け取っている。



それを一旦手に入れたら、後の料理の仕方は自分次第。


受け取って、飾るだけで終わるのか。
試して試して、自分のルールを作り上げていくのか。


意外と受け取ったことで満足して、わかった気で終わってることが多い。


息子たちがラジコン使わずに箱に入ったまま飾っとくようなもんだ。


そんなことありえるか⁉︎
ありえん‼︎


子ども達は好奇心の塊。
手に入れたら試したくて仕方がないもんだ。



だったら私も。
何、怖がってるんだ?
何、もったいぶってふんだ?


直感を信じて、好奇心を信じて、
子ども達のように、ただ純粋に
楽しそうだからやってみる。



そんな心を呼び覚ましたい。


おもちゃの使い方は生き方そのものなんだなぁ。


息子たちが手探りで、使い方をマスターしたように、

私も手に入れたモノを、
自分のルールに変換できるまで、
たくさんたくさん試して生きたい。


好奇心のままに行動できる生き方がしたい。


子どもたちをお手本に…。




サンタさんよ、素敵な気づきをありがとう。

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