まず理解しなければいけない「移動平均線」
「移動平均線」とは、株式取引や為替取引における「テクニカル分析」の一つであり、データや理論に基づいた取り引きを行う上で【ごく基本的かつ絶対に欠かすことのできない指標】です。
そのため、ほぼすべての投資家は移動平均線を基に売り買いを判断していて、この指標を無視して取り引きをすることはほとんどありません。
たとえば、チャートを見る時の「ローソク足」は、指定する単位によって高値、終値、変動幅を一目で確認できます。
これはチャート分析の基本的なものですが、これだけでは相場の動きを客観的に分析することは困難です。
そこに移動平均線をチャートに加えてみると、ローソク足だけのチャートよりも分かりやすく客観的な推移を見ることができます。
ローソク足とは、「ある特定の期間(日足、週足など)にどれだけの推移を見せたのか」を正確に見るための指標であり、相場分析の基本です。
しかし、多くのデータがそこに含まれていることから、容易にしづらいものでもあります。
その瞬間の金額(現在値)を表すものがローソク足であり、平均値を表すものが移動平均線であるので、双方を組み合わせて相場を分析、理解することが必要です。
移動平均線の基本原理
移動平均線は、指定する期間(5日、25日、200日など)ごとの終値の平均値を表しています。
たとえば、5日を基準にしている場合は、5日ごとの終値の平均値を線でつないでいき、その推移を見て指標に用います。
ただし、実際の計算方法には種類があるため、どの方法で計算するのかによって数値は変化します。
計算方法の種類は3つで、「単純移動平均(SMA)」「加重移動平均(WMA)」「指数平滑移動平均(EMA)」の中から好きなものを使います。
それぞれには特徴があり、状況やトレードスタイルによって使い分けていくことになりますが、中でもよく利用されているものはEMAです。
利用される頻度が高い指標であるということは、それだけ多くの投資家がこの指標を基にした取り引きを行っているということになるので、現実的に見て最も相場の推移を表しやすい指標であると言えます。
多くの投資家の意思が反映されやすい指標であれば、よりリアルタイムなトレンドに乗った取り引きがしやすいというメリットがあります。
移動平均線とローソク足の相関をみて、上昇トレンドなのか下降トレンドなのか、もしくは停滞トレンドなのかを判断します。
