「芦屋ことだま幻想譚」を読みました。

このお話はその題名通りことだま―言霊―を扱う物語です。言葉が力を持って摩訶不思議な現象を起こす、そういった物語です。

言葉を紡ぐのは人、その言葉の力で傷つくのも人、それを癒やすのも人。言葉を取り巻くのはそれを扱う人だけ。言葉を大事にする物語です。

最後まで言葉の大事さを感じさせてくれる物語で、読み終えたときは感慨深いというか、感じ入るというか、そんな気分になりました。