自分の場合は姉弟である。
あの独特の距離感は、何とも言いがたい。
思春期に仲悪かった姉弟は、互いに大人になると少しは話すようになることはあっても、永遠にぎこちない関係のままであることが多いと思う。
でも互いに憎しみあってるという訳ではない。
赤の他人よりは、信頼度は高い。
「嫌い」であるが、仲の悪かったクラスメイトや同僚に対する「嫌い」とは訳が違う。
今では結婚して苗字が代わり、他人の家の人間となった姉。
しかし自分の目には、今でも、散々嫌がらせをされた憎い姉の姿のままにしか映らない。
正直な話、今も変わらず大嫌いであるのに、「死なれても別に構わない」などとは思えない。
もし姉が死んだら、誰よりも…とまでは言わないが、
恐らく両親の次に哀しむのは自分だ。
姉の旦那さんには申し訳ないが、旦那さんよりも自分の方が哀しみで押し潰される気がする。
不思議なもんだ。