暗黒館の殺人

綾辻行人




圧倒的な大作!600ページ越え!館シリーズ最大のボリューム!最初は途中で読み諦めてしまわないか自分で自分を心配していたのですが、全くもって大丈夫でした。今のところこの暗黒館が1番好きかもしれない…。最後あたりは6時間くらいぶっ続けで読んでしまった!


これがいわゆるゴシックミステリーなんですね。綾辻先生といえば薄気味悪い人形モチーフを度々描写してくるんですが、登場人物の双子ちゃんがまさにいい仕事してましたね。ダークな雰囲気、西洋的な習慣、世界観が見事にストライクです。

こんな感じの雰囲気の本をもっともっと読んで行きたいのだが探し中です。


ダリアの晩餐会、赤い血のような飲み物、血の繋がり、教育……。ぞっとするような事なのに平穏な日常として組み込まれてるところが異世界さですね。



特別寄稿 奈須きのこ

七部まで共に歩んできた読者へのご褒美とも、さらなる毒皿とも言える暗黒の罠である。館の中では質量ともに最高クラス、まさに難攻不落の要塞だ。なにしろ倒しきれていない。


上記引用。