車の販売をこうして間近で見ていると、


おもしろいなぁと思う。




接客する営業、その人のカラーでつく客層が決まってくる。






買う客、買わない客を早い段階で見極め、効率よく進めるタイプ、



口が達者で、お客さんを上手く自分のペースに持っていくタイプ。



法人客をたくさん抱え、高級車で勝負するトップセールスマンがいれば、



媚びへつらって社長陣を持ち上げるスタイルの人もいる。






ただ、若いうちは・・・そうあんな感じ。




色恋だと錯覚させるくらいの親しさで、笑顔をふりまいて



なつっこい素振りを見せれば、



かわいい、かっこいいで



同世代と母親世代の女性客は取り込める。




見た目が良ければ、さらに有利。といったところ。







毎週 課せられるノルマを、達成できる方法があれば




そのやり方なんて、どーだっていい。




それが社長の方針。










「あ、今よけます。」




『ん、コーヒー飲みたいだけだから。』




「じゃあ私、入ったら席までお持ちします。」




『洗いものやってんでしょ、いーいー。』





狭いから。


こんな狭い給湯室、2人いたら窮屈だからいってるのに・・・。






「たばこ・・・くさいです。」




『まぁ、吸ってますからね。』




「なので、お持ちします。」




『おっ、終わった。』




コーヒーを取ろうと腕を伸ばすから、


隣に立って肩を抱かれているのと同じ格好になる。




邪魔にならないよう、身をできるだけ流し台の方に寄せて



泡あわの食器をすすぐ。






『高田さんてさ、なんか俺に冷たくない?』




にやんと少し、からかうような視線をこっちに向けてる



のを感じる。



この人のこうゆうところ、





まだそんなに経ってないのに 


距離をおかないで入ってくるところ、




そうゆうところが...たぶん・・・










ちょっと苦手。