今日も残業で私は帰りにいつもの店で一杯やっていこうと決めていた。
店に着くと奥に明らかに常連ではない女性の客が一人。
マスターに「見ない顔だけど、アナタしってる?」と聞かれ「こっちが聞きたいくらいだよ」と言い返してやった。
数時間たっただろうか、女性客の持っていた携帯がなった。なにやら話しているようだがよく分からない。
電話を切ると女性は「この店で一番強い酒をくれ」と注文したらしい。
ただごとではないと感じた私は酔っていたせいか女性に話しかけてしまった。
「隣、よろしいですか?」と聞くと待っていたかのような明るい歓迎を受けた。
すぐに仲良くなり高校時代の離れた先輩だったことがわかった。
「強い酒のワケを聞きにきたんでしょ?」と彼女からいきなり切り出してきた。
大きなプロジェクトが失敗したらしい。
続く。