夕べ、寝とったら
夢に彼が出てきた
ちよっと
シチュエーションは
ちがってた
たぶん、そこは病院
なんやろなとおもうけど
いびきかいてて
意識がもどらないのね
集中治療室に
おったときみたいな
機械とかはなく
管もつけんと
本人の好きやった
ストライプ柄のパジャマを
着てた
いろんな人が
入れ替わり見に
来るんだけど
ぐうぐう言って
寝たまま
おれ、そのさまを
立ったままじーっと
見てた
周りに
来てたひとが
ひとしきりきて
ふっと、
みんな、なんとなく
いなくなった
瞬間、
彼が
かっ、と目を開いた。
それはもう、
仰々しくよ。
しらじらしく、
とでもいうか。
笑わせようかしとるのが
ありありとわかるほど
おれ、目ん玉飛び出すほど
びっくりしてんのに
おれのほう向いて
おちゃめなカオして
口に人差し指あてて
「しーっ」のポーズ。
は?えっ?ええーっ?
ちょ、ちょ、おい?
まじか
すると、
誰かがくる気配
彼はまた、
ぴた、と目をつむると
ぽかんと
口開けたまま
いびきをかき出した
すると今度は
彼の息子さんだった
憔悴してるのが
ありありとわかる
おれもね、
だんだん
ハラたってきたので
起きられんか!
あんたも
いいかげんにしられ!
って
大きな声出した
すると
いっひひひひひ、つって
笑いながらむくっと起きてきた
息子さん
半泣きのまま
笑ってんの
おれも
あきれて笑った
目さめた
あれっ、
夢やったん?
夢やったん、、
夢か。
イエス氏
あんたもなかなか
残酷やね。