前回、「ケガは稽古で治す」の間違えた解釈をお話ししました。
今回は、「後の先」。
日本の武道に昔から伝わる言葉です。
究極の哲学・行為です(技ではない)。
多くの方が、「後の先=先に相手に攻めさせる」と理解していると思います。
この動きのみを「後の先」と思っています。
後の先を研究していると、別の本質があるようです。
行為から見た後の先は、、、、
・相手に先に攻められても
・相手を先に攻めさせても
・相手に不意打ちされても
勝利することです。
つまり相手の攻撃に対して、形勢不利な状況において勝利するためには「準備」が必要となります。
・急に相手が攻めてきたらどうする?
・不利になった時にはどうする?
・体力がない、怪我をしている、体調が悪い時にはどうする?
・逆に、調子がよい時はどのようにする?
・準備を可能とするシステムの構築(仕組み作り)
などを常に考えて、準備することが必要となります。
以上の事から、後の先は「反応」ではなく「対応」となります。
そこには「柔軟・臨機応変」という要素も存在します。
相撲で言えば「相手が変化」しても変化に負けない事です。
変化されても対応できる準備です。
したがって相撲において「変化」は必要となります。
(武道では変化は必要)
変化によって哲学、論理、指導論、稽古論(トレーニング理論)などが進歩をします。
後の先の考えは、武道・スポーツのみではなく、ビジネスにも応用できると思います。
今後、「最強ペア」で後の先について考えていきます!
良い報告が出来ると思います。
*補足
・いま話題の「ミサイル防衛システム」も後の先的
・産業安全における「レジリエンス・エンジニアリング」も後の先的
・最近「レジリエンス経営」なる本も出版されています。