作業を行う上で、様々な役割があります。
この写真、某私鉄の作業現場です。
だれがどこで、何をしているのか?
説明すると‥‥
・黄○の中:塔の上で作業をしています。
・赤○の中:黄色の作業者を補助しています。
・黒○の中:電車が来ないかを監視しています。
そして、奥の線路には後ろから電車が迫ってきています。
もちろん、線路が違うのでぶつかる確率はとても低いです。
注目して欲しいのは、黒○の監視員です。
線路が違うのでぶつかる確率は低いのですが、後ろから来る電車を気にせずに前を凝視しています。
横を通っても前を凝視!!
電車からの距離は3mほどで、スピードも60km/hは出ています。
気になりますよね。
でも脇見はしません。
前を凝視しています!!
これは、理由があります。
過去の鉄道事故事例をみると、線路で作業中の重大事故要因(死亡、重症災害)の多くは‥‥
「監視している人が目を離したことにより発生」
しているのです。
「目を離した」理由とは、個人の理由で脇見をしたり、作業を手伝ったり、他の作業員さんと打合せをしていたりと様々です。
だから監視員は、作業が終わりそうになくても、手伝うことはありません。
雨や風が強くても、暑くとも‥‥
近くをきれいな女性(かっこいい男性)が歩いていても‥‥
前を見続けます。
これが、監視員さんの役割です。
作業員さんの命を預かっています。
役割を全うすることで事故が防げる。
安心して良い作業が出来るのです。
監視作業、地味な仕事ですが大切な仕事です。
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