横綱の境地 | 内藤堅志オフィシャルブログ「労働科学研究者 内藤けんしの"ちょっといい話かも!"」Powered by Ameba

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労働科学研究所 協力研究員。
第1種衛生管理者。
労働衛生・安全、技能伝承、ストレスを研究しています。成功、活躍した人を分析して「運」も研究しています!

「横綱の気持ちは、横綱になった者でしかわからない」

横綱の気持ちは、横綱を務めたものしか分からない‥‥。

また、横綱は実際の年齢で評価できないそうです。


例えば、横綱白鵬関は2007年7月から横綱を務めています。今年で7年目です。


22歳で横綱になり、今年29歳で横綱。


一般的には29歳はまだまだ若い。バリバリに働けます。


しかし7年間、“綱を張る”。これはかなり大変なことです。


先場所インタビューで発言した「雑巾みたいな状態です。体も、心ももう絞っても何も出てきません」が物語っています。


最近は、「相撲に絶対的な強さがない」と言われることがあります。
確かにそうかもしれません。


昨日、山梨にある簑輪先生の正心館道場を訪れた際に道場にこの写真がありました‥‥

持田先生


おそらく、多くの横綱もこの境地であったと思います。


周りから見ると、絶対的な強さはなくなっているかも知れません。


しかし、強さを質で考えたら、周りの力士はまだまだ怖い存在であると思います。
これから違う強さが出てくると思います。


ちなみに、この言葉は「昭和の剣聖」持田盛二範士のお言葉です。
おそらく、白鵬関もこの境地なのかも知れません。


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