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★他者を攻撃することで、有能さを示そうとする人と、助けることで、有能さを示そうとする人。
http://blog.tinect.jp/?p=19113
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前者がクソなことは多々論じられてきたが、後者が論じられることはあまりない。時間あれば読みたいな。
メサイアコンプレックス(ウキテペアリンク)
この言葉を初めて読んだのは『ブーギーポップ』だったな。
あるSSの感想スレが結構興味深いのでそれ参考に書いてみる。なのははその作品中メイサアコンプレックスというか歪みがひどくなっている。わかりやすく言うとその手の精神構造を持った1番有名な日本のキャラは仮面ライダータイガだろうか。まああちらほど目的と手段が変になってはいませんが。
StSのミッドにおけるなのはという人物への廻りの崇拝は異常とも脚本の暴走ともそれを受け入れているなのはもどこか歪んでいるというか歪とは言いえて妙。なまじStSが売れたからみんな勘違いしちゃったんだろうな。まあ管理局も少し宣伝に利用しているところがあるとは思うが。
また他の人はなのはを黄金の精神(ジョジョね)を持っていると思われているが本当はそうでは無い。本人もそう思っているわけではない。それがメサイアコンプレックスになっている? 以前掲載のSS「なのはにならないと 」の転生主人公がなのはならこうするはずとか思って行動するのが多少なんというか。以前読んだ同人で映画の無印、A‘sのなのはがStSなのは(ようはテレビの続編)に出会い.教導官にあこがれを口にするがあなたはまだ無限の可能性があるのだから決めつけてはいけないと諭すなにか今の生き方を後悔しているようなそぶり見せる漫画があったが・・・・・・。
魔法に過剰依存というか、魔法に出会う前から何か強迫概念に取りつかれてるなこの子と思った。なにかをしなくちゃと思いつつ自分の無力を嘆いたり。
ただそれがよく語られる父の入院と孤独で何故にとも思うのだが。
よくなのはという子は魔法に出会わないとやばいことになっていたと解釈する人がいるが確かに悪く成長するとプロ市民とか宗教とか過剰なボランティアとかDVを受けるダメ女とか・・・・・・・そんななのはなんかヤダ。また魔法に出会う時期が少し違えば管理局入りするまで魔法に依存しなかったとの意見もある。
そう考えるとレスキュー関連とか婦人警官とか向いているかも。翠屋の店主だといつか破たんするかもしれないな・・・・・・。
この力でみんなを助けるアタシカッコイイというか、ま、そこまでじゃないにしても二次創作を読んでいくと彼女歪みというか歪さが徐々にわかってくるな。SS『レアスキル持ちのナノハさん』だと未来の記憶を少し受け継いでもう少し歳相応に親に甘えようと反省するところがいいというかやはりこの子は少し変というか子供らしく無いというのは無印放送時から言われたがやはりその辺りがなのはの歪みなのだろうか。
ただ無印、A‘sはそれが人を助けたいといい方に働いていたとは思うが。そう考えるとユーノがStS時期になっても恋人関係にならないのは歪みが大きくなった責任を感じているのともう僕では救いようがないとあきらめに達していると考えると興味深いな。
それで考えると同じ監督から生まれた鹿目まどかも上のメサイアコンプレックスの解説見ると過剰に自分に自信が無い人間ほど人助けに向かいたがる傾向にあるとあるのでやはりまどかとなのは表裏一体というかある意味同根なのだろうなーとは思う。いつかのなのはからまどかに至る道的論まとめてみたいな。
さやかやマミにも少しそういうところあるよな。
同人仲間のSさんがこの文に感想をくれたので参考に掲載させていただきます。
●フラユシュ先生
TV評同人誌『デスボルト』新刊の『魔法少女リリカルなのは』における、
「メサイア(救世主)コンプレックス問題」についてのエッセイは面白いっすネ。
これは奇しくも今回添付した『サムライフラメンコ』(本ブログ未掲載)と同じ問題の裏面でもあるし。
善悪相対主義・等身大の正義・公よりも私、
という小賢しいテーゼの欠点や弱点を暴いて糾弾することは大事で、
その逆のことの重要さを主張していくことはもっと大事だけれども、
と同時に、コレとはまったく正反対の方向にある、別の問題もたしかにあって、
なのはや羽佐間正義クンみたいに、善人なのだけれども、
善なる超能力や魔法がなかったら彼らはアイデンティティ的にマズいんじゃネ?
何も残らず、日常生活でも人々と接点を結ぶことが困難になるんじゃネ?
他人を助けたり尽くしたりする自分にドコかで過剰に酔って、
助けているハズが実は弱者である相手に精神的にも依存していて
(あるいはそこにプチ優越感をいだいていて)、
心理学用語で云うトコロの「共依存」の関係になっているとゆー。
いやー、耳がイタイですネ。
実は当方も幼少時からそーいうトコロがありまして(汗)。
(いやだからって、オタクコミュニティで浮いてる人間や会合に初参加した人間に、
終始声をかけたりして、浮かないようにする振る舞いをやめたりはしませんけどネ)
ま、過去にそーしてほしかったことの代償・埋め合わせでしかナイのですが。
つーか、『なのは』って#1~2で切ってる当方だけど、そんな作品なの?
この21世紀の御世に、80~90年代チックでまばたきもしないような、
ドコか古クサいあの絵柄の作品が、なぜにヒットしたのかちっとも判らない。
と云って、ホメてるそばから、またdisるのであった(笑)。
感想返し。
よくフェイトがなのはに依存(それ以前は母親)してるとはよく考察されますがなのはも実は弱者に依存しているか。うーむやはり他人の意見はこちらが発想もしない考えが出て興味深いですな。まあ絵柄の古さに関してはなのは好きの俺でもフォローしようがない(ヲイ)。
ただ個人的に昔から目の大きなキャラが好きなので個人的好みというのもありますのでみんながみんな最新の絵柄にだけ萌えるわけでは無いのではと考察してみる。
まあ初期に関してはいまや巨匠(笑)の新房監督も自信作だが最初の展開は面白くないかもと認める発言は公式非公式かで発言していたような。ある意味のそのリベンジが『まどか☆マギカ』かも。
しかしライバルのフェイト登場(4話)からが面白くなるのですがこんなにたくさん作品あると確かに初期切されても仕方がないかな。時間があればフェイト登場辺りまでは我慢してみてほしいなーと個人的には思う。時間なければ無印映画でも。まあそんなところ。
更に返し。
感想返しも本当にありがとうございます。
一見、博愛的なヒトが弱者の面倒を見ているつもりで、
実は精神的には弱者に歪んだ依存をしている、
という「共依存」と名づけられる心理。
助けたヒトが元気になってしまうと、
当人はアイデンティティ・クライシスになってしまうとゆー。
まぁ云われてみれば、そーだよネ。というあたりで、人間心理とは厄介なものですナ(汗)。
「メサイア・コンプレクッス」とほぼイコールと考えてイイように、個人的には思います。
ただまぁ、程々に世の中の役に立っている「共依存」であれば、
多少心理的には問題があっても、
その善行自体はやめさせずに、徐々に軟着陸・リハビリしていけばイイとは思います。
しかし、DV男に尽くす女性みたいに、暴力でやられっぱなしの立場になってしまうと、
大いに問題はありますので、緊急避難で引き離すべきだ!
となるとは思うのですが・・・。
「なのは」の人気は、意外と体育会系のノリだったから、
というのが、3月のコミケSP後の打上げ後の印象でしたが、
フラさんの原稿や今回のやりとりを見るに、
「メサイア・コンプレックス」「共依存」という香辛料も大いに入っているようですネ。
正直、初めてホンキで「なのは」に関心を持ちました(笑)。
観てみるようにします。
どうもありがとうございました!
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●強迫性障害とかいう知名度の割に深刻すぎる病気w
なのはをこれというのは少し違うかもしれないがたとえは朝右足から踏み出さないと不安でしょうがなくなるとかの症状。
昔「まんが日本昔話」で金持ちの庄屋が自分の蔵にドロボーがはいるんじゃないかと心配で調べ終わるとまた心配になって最初の蔵からという話。たしか最後は気苦労で死んだような?
●ヒーローとはなんだ ヒーローの存在意義とは 真のヒーローとは
●誰かを助けてあげたいだとか世話を焼きたがる人、精神医学でいうと根本的に大変なサディストらしいですよ。
まあ確かになのはってSなところありますよね(苦笑)。