久しぶりに更新いたします。
大型国政選挙の度に問題となる一票の格差。
この問題について私が思うのは、地方の選挙区と都市部のそれとでは選挙区の面積が違ったりするのである程度仕方ないと思う。
例えばこの問題でよく出てくる野田佳彦「千葉4区」と「高知3区」を比較してみる。
⚫️千葉4区(船橋市)
面積 85.64㎢
有権者数 約50万人
密度 約5900人(1㎢あたり)
⚫️高知3区(土佐市・宿毛市等)
面積 3743㎢
有権者数 約20万
密度 約53人
(何れも2012年衆院選時)
これを見れば明らかにわかるが、1㎢あたりの人の数が桁違いに違うことが一目でわかる。すなわち桁違いに人の数が少ない高知3区の方が多くの有権者に訴えるためには広いエリアを回らなければいけないのだ。それだけ千葉4区の候補者より負担も大きい。その地方の選挙区をさらに統合しようと言うのだから負担は今以上に増える。
TPPや食料自給率の問題がクローズアップされる今、必要以上に地方の声を削って国会を運営するのはどうかと思う。地方を完全に擁護するわけではないが、単純に人口の多い少ないで測れるものではない。
そこまで一票の格差を気にするなら千葉4区のような選挙区の有権者は高知3区のような選挙区に引っ越せ、と私は思う。
