『あ。そうか…』
私は忘れていたのだ。明日は学校ではないか。
『んー。どうしよ』
乙女が悩む悩みとはただ一つ。
『…宿題終わってない…』
…連日、塾という帝国で戦っていた私は、遥か遠くの壁を見つめていた。
そして、『こりゃあれだな。無理だ。今日中に終わるはずがない。』
うんうんと1人で頷きながら、愛用の自転車に足をかける。
シャッシャッシャッシャッ
耳に響く自転車の音が心地よい。
第一、塾が宿題出しすぎなんだよ…レポートだ?宿題だ?面接練習だ?ふざけんな!!
挙げ句のはてには自習室に来い?誰が行くかボケ!!だいたい宿題なんて、提出の日が終わる日なんだよ!!
…はっ(°□°;)
そうだそうだ!!
提出日は今日じゃない!!焦らず適当にやってしまえ!!
そして、夜の11時…
『へへ~ん!!ざまぁみろ!!やっぱり終わらなかったじゃんか!!』
そんな様子の自分を自分で嘲笑っていた。