言わずと知れた、ボクシング漫画の名作だが、実はアニメの方が好きである。

1980年だったと思うが、劇場版が公開された。勿論、僕などは再放送で知った世代であり、本放送は観ていない…。漫画連載途中からテレビ放送が開始され、大きな反響を呼んだ。原作で、矢吹丈の永遠のライバル力石徹が、丈との対決後死に至ると判明すると、当時製作をしていた虫プロに「どうか、力石をもう少し生かして欲しい」との手紙が多数届いたとも言われている…。


アニメなれではのオリジナルエピソードを作り、連載漫画に追いつかぬ様、製作されたと言う…。


只残念な事にカーロス・リベラ戦あたりで、原作に追いついてしまい、テレビアニメ本放送は終了となった。後の劇場版はこの時の再編集によるものであり、力石が亡くなった所で終わっている。原作では、どさ周りの草ボクシングに丈は身を投じる。しかし、原作が完結後年数が経ってから製作された「2」では、カットされ、力石の墓参りをするシーンからスタートし、劇場版の続編的になっている。


余談ではあるが、力石が死ぬ事になったのは、ちばてつや先生が力石がを大きく描き過ぎ、2階級程の、ウェイト差が有る様に見えてしまったからだと言う事を後に語っている。


さて、続編の2でも、オリジナルエピソードと言う物は存在し、金竜飛は、原作に無いキャラクターである。


おっと、前置きが長くなったが、何故アニメの方が好きかと言うと、アニメオリジナルエピソードが、世界観を深めているからである…。丈が減量に苦しんもバンタム級に拘る自己との闘いが、描かれボクシングは孤独な闘いでもある事が解るのだ…。


長年、漫画家を目指し、描き続けていると、同士だった友人達は、ペンを捨て家庭を手に入れた…。殆ど執念としか言いようの無い、夢を実現するのも、孤独化してくる…。チームで闘うサッカーや野球とは違って、独りで闘うので、丈に共感するのかも知れない。勿論セコンドの様にアドバイスをしてくれる方も居るが、そう多くは無い…。親兄弟+α位に減って行く。


元はと言えば、自分の漫画への執着心が招いた物だが、致しがたい孤独を味わう事もあるが、いつか報われるだろうと信じ続けている…。才能が無いと、早くに忠告して下さる方が居たら、人生ももうちょっと変っていたかも知れぬ…。しかし此処まで来たら、最後までペンを持って死んでやる覚悟である(笑)。