す
こんにちは🌼
『こころのKOTORee（ことりー）』
カウンセラーのノジ子です。
障害（種類は問いません）
のあるお子様をお持ちの
ご家族を対象に
仙台市と近郊で、
こころのカウンセリングを
させていただきます。
電話・メールなら
全国どこからでもどうぞ🐦
このブログは、ノジ子のカウンセラー
としての自己紹介になればと思い、
障害のある子を持つ同じ親としての体験と
食道がんと闘う家族との日常、
障がいの有無にかかわらず、
親子の関係を日々考える中で得た
こころの学びを綴っています
季節が急に進み🌀🌀
寒くて冷えてしまいました
最近忙しすぎて、うっかり９月のカレンダ
ーを載せ忘れていました。
すみません💦
🙏🙏🙏🙏🙏
忙しかったのは、考える事が多かったから
です。
隣県に住む、主人の兄は以前から、
アルコールの量が増えて心配の種でした。
数年前に同居の父母が続けて亡くなり、
その頃から、自分はいかに子ども時代から
長男として我慢してきたか、父母によって
精神的に抑圧されてきたか語るようになり
それとともにアルコールの量が増えたよう
です。平日仕事で帰宅した車の中で度数の
高い缶チューハイを数本飲み、夕飯の後に
寝るまでまた飲酒、休日は朝から飲み始め
倒れこむまで一日中飲むのだそうです。
もちろん、周りの家族もあれこれ本人に
注意しますし、姉もできることはやって
いたのだと思います。病院にもかかって
いて薬の処方もあったようです。
（初期の段階で、カウンセリングをお勧め
しましたが、本人に拒否されました・・)
しかし、ついに最悪な状況が訪れました。
先日の３連休に入る金曜の夜から飲酒し
始め、日曜の夜に家の外で大声で暴れ
我が家にSOSが入ったのです。
姉はおろおろしてしまい、どうしていいか
わからないと。。
隣県なので、どうしようもないのですが、
本格的に治療するべき段階だと思う、
と話すことしかできません。
数日の話合いで入院することに決めたよう
です。
アルコールを飲まずにいられないのには
必ず根本的な理由が潜んでいるはずで、
少しずつでも探りながら、苦しくても、
そのことを乗り越える過程が必要なのだと
は思います。
今回の入院治療でそこにきちんと踏みこむ
のかはわかりませんが。
何しろ自分の夫ではないし、私ができる
事なんて無いに等しいので、せいぜい
姉の話を聞くくらいしかできません。
✜✜✜✜✜✜✜✜
でもそうやって姉の話を聞いていると、
姉は典型的な「イネイブラー」だなと
感じるんです。
「イネイブラー」とは、アルコール依存者
の周囲で最も近くにいて、一番嫌な思いを
しているにもかかわらず、かいがいしく
世話を焼いてしまう人のことで、
結果的に甘えの環境が保証されるので、
アルコールを飲み続けられてしまうのです。
入院治療で回復しても、家に帰るとまた
戻ってしまう人が多いことから、アメリカ
で研究が進んだようです。
イネイブラーがよかれと思ってあれこれ
やることがますます悪循環を生んでしまい
結局は今回のように家の中ならまだしも、
外で暴れるなど、隠しきれなくなって
始めて、向き合わざるを得なくなるのが
ほとんどのケースと思います。
せめて、アルコール依存症の勉強を少し
でもしていてくれたら違っていたのでしょ
うが・・。
参考までに、
アルコール依存者に、イネイブラーがやっ
てしまうことの典型例は
・飲酒をやめさせようとして、怒る、酒を
捨てる、隠す、管理するなど
・生活を変えさせようとする、
ストレスフリーにするなど
・飲酒による身体問題を介助する、
（例えばだらしない状況を整えたり、介抱
したり）、会社に電話したりなど
文字では伝わりづらいかもですが、誰でも
家族ならやってしまいそうになること
ばかりです。
そうです。家族思いのいわゆる優しい
いい人が「イネイブラー」になってしまう
ことは、案外ありがちなことなのです。
つまり、アルコール依存は本人だけの問題
でなく、家族の問題でもあるというお話です。
症状が進む、どの段階でこのことに気づくか、病院が教えてくれるのではなく、
いかに自分で情報をとりにいくのが大切か
今さらながらつくづく実感しました。
「イネイブラー」はアルコール依存から
発展して、今は「世話を焼きすぎる人」、
「周りをダメにしてしまう人」「問題行動
を助長する人」という意味で人の気質を
説明するのに使われるようになりました。
次回は、自分がそうなっていないか・・
怖いけど考えてみようと思います。
あなたはいつも頑張っています
頑張るからこそ
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