――2013年の日本株の見通しは?
基本的には、日経平均株価で1万1000円をめざし、2012年とは異なる強い動きに転じるとみています。
昨年と異なるところは、まずは主要国の政権の顔ぶれが新しくなったということがいえます。新しい政策がスタートする起点になる年です。2012年においては、中国では習近平体制への政権委譲が順調に進むのかが、一部で懸念されていましたが、向こう10年間は習近平氏と李克強氏の2人が中心になって中国共産党の運営をしていくことに定まりました。春までは移行期であり、年を通しても移行1年目であることから、景気の安定が必要であり、一定の経済対策が期待できるとみています。また、政府のインフラ投資を含めてこれまでの景気対策の効果が足下出始めているほか、在庫調整も一服してきたので、中国の景気は循環的にも落ち着いてくることが期待されます。
米国は、「財政の崖」問題に対して、時限延長のような決着が図られることにより、すべてが期限切れとなるケースとして米議会予算局が想定されていた3.5%のマイナス・インパクトは、半分くらいで収まるのではないかと考えています。少なくとも、中間層へのブッシュ減税は延長されるとみていますが、一定のマイナスの影響は残りますので、年前半はGDP1.2%成長程度で、緩やかな成長とみます。ただ、1-3月には大型ハリケーン、サンディの影響に対する復興需要などが出てくる可能性もあって、それほど弱くならないかもしれません。年後半は、設備投資や消費のマインドが少し上がって、潜在成長率程度(2~2.5%)の成長率が期待できると思います。
また、日本は、自公政権が誕生し、成長重視の政策が出てくる期待があります。日銀総裁人事などを経て、デフレ脱却、成長の促進を目指していくと考えられます。日本の景気は、2012年10-12月期で底を打つ可能性があり、4-6月期には補正予算の効果も出て、回復モメンタムは強くなるだろうと考えます。さらに、消費税の引き上げを前にした、駆け込み需要が出てくれば、年度後半に更に加速するとみています。
加えて、2012年と2013年の違いは、安全網がより整備されていることです。欧州のソブリン問題が、波及していって金融システム不安につながるような心配は低くなったといえます。緊縮財政による厳しい状態は変わらないのですが、セイフティネットが整備されたことによって、金融システム不安が非常に強まるようなテールリスクが生じ易い状況とは違うといえます。2013年には、イタリアやドイツの選挙が控えていますが、極端な巻き戻しは考えにくいと思います。
もう1つの違いは為替です。原発問題によるエネルギー輸入の増加による経常収支の悪化、直接投資や対外証券投資の拡大などにより、円の基本的な需給が変調してきているとみられます。欧州問題などの安定化や、安部政権の円高・デフレ対策もあり、日本円がセイフヘブン的にリスク回避で買い上げられるということが、少なくなってくるだろうと思います。従って、円ベースの投資家は、為替に対するリスクヘッジが必要になってきています。円安局面を考慮した投資戦略の重要性が高まっています。
――日経平均株価で1万1000円の根拠は?
日本がインフレを目指して、経済刺激策を取り、さらに、円安に向かう為替を考えると、日本の企業業績は悪くありません。来期は、経常利益で20%程度の増益が期待されます。最終利益は、今期の特損などの影響がなくなるので、経常利益の伸び以上に伸びると見ます。PER14-15倍で考えると、日経平均で1万1500円程度が計算できます。さらに、PBRを1.2倍程度で計算すると、日経平均株価で1万2000円になります。
年央に、この1万1000円程度の高値をつけて、秋にかけてはボックス相場を想定、その後は再度上昇すると考えています。まずは年央までに好材料を織り込み、年後半は政策や内外の経済指標などの先行きを見極めながらの動きになると思われます。
――その中で、注目する業種や、投資テーマは?
円安傾向にあるので、自動車セクターに注目できます。2013年の自動車生産台数も伸びると考えられる他、重量税の廃止などの検討も追い風。
また、安倍新政権の政策期待では、不動産、金融なども注目できます。不動産は、すでに空室率がピークアウトしてきていることに加えて、消費税引き上げ前の駆け込み需要で、住宅が伸びるだろうと考えられます。
投資テーマとしては、スマートコマースの定着に伴うビックデータ解析など新しい技術に関連する分野。また、ヘルスケアも先進国の高齢化の進展、および、新興国の中間所得層の増大など成長分野であり、医療ニーズが高まるので注目したい。
さらに、コモディティも息の長いテーマとして押さえておきたい。特に農産物に関連する遺伝子組み換え技術、種子ビジネスなど。世界的な天候不順、人口増加などは、中長期的に注目材料として浮上しやすいテーマです。(編集担当:徳永浩)
関連記事
穏やかな気質で知られる日本人社会、「悪口まつり」でストレス発散?!―中国メディア
cannonピクサスのMP470を使っています。最近になってスキャン機能が必要に...
身長、体格についてです。身長171の18歳です。まだ成長しますか?25歳?まで成...
英語のリスニングでofが聞きとりにくいんですが、聞き取るのにコツとかありますか...
カラオケで「お金をちょうだい」歌ったら、女性はメロメロですか?





