はい。「べっこう」ですね。。。
べっ甲の材料はご存知ですか?
そう、亀の甲羅です。
亀は亀でも「玳瑁(タイマイ)」という海亀の一種の甲羅を使います。

取材させていただいた1軒目は「磯貝べっ甲専門店」さん。
べっ甲というのは
水分と熱と圧力をかけると、接着剤を使わなくても
甲羅に含まれるニカワ成分で自己融着します。
熱を加えると柔らかくなり、冷やすと固まります。
そういう性質を利用して、べっ甲製品は作られています。


磯貝さんに作っていただいたのは「髪留め」
天然素材である「タイマイ」の甲羅は
全て模様が違い、その中からどの部分をいかに無駄なく使うかが大事だ。
シンプルで、面積の大きな髪留めは
べっ甲の自然の模様の美しさが味わい深いです。
次に取材させていただいたのは「赤塚ベッ甲製作所」さん。
赤塚さんが得意とされる「メガネフレーム」を作っていただきました。
素材の模様をどう生かすか、じっくり見極め構想を練る。
材料の特性を生かし、切り取り、削り、重ね、曲げ・・・
無駄なく美しいその動きは、思わず見とれてしまいます。


2016年現在、ワシントン条約により
「べっ甲製品」及び材料である「タイマイ」の輸出入が禁止されており、
職人さんたちは、現在日本国内にある貴重な材料を
無駄なく大切に使って製品を作っている。
「タイマイ」の国内養殖を研究中とのことだが、これがうまくいかない場合
日本国内でのべっ甲工芸は消滅するという。。。







