少年とオッサンの青春?サクセスストーリー
マルコム・クロウは小児精神科の第一線で活躍する医師だった。ある日、彼は市から賞状を貰うが、少年期にカウンセリングを施したビンセント・グレイという青年から「自分を救ってくれなかった」と銃で撃たれる。翌年、彼はビンセントによく似た少年、コール・シアーと出会い、どうしても彼を救いたいと強く決心する。
この映画、ずっと気になってました。
ホラー映画に分類されるんですけど、いつもゴアゴアなホラースプラッター映画ばかり見てる人からするとかなり物足りないかもしれない。
ただ、衝撃のラストには誰もが驚愕することでしょう。
是非、ネタバレ(このブログではしてるけどね)、Wikipediaを見ないで見て欲しい。
この物語の少年コールには第六感、いわゆるシックスセンスが強く、幽霊が見えます。夢の中じゃなくてしょっちゅう。
でもまぁ、幽霊が見えるなんてそんなオカルトじみたこと皆が信じてくれるわけがなく、学校では生徒からも先生からも"化け物"扱いされます。悲しいね……。
一方、Dr.マルコムは仕事に熱中しすぎて奥さんから無視される日々……しかも奥さん浮気してるし……。こちらも悲しいね……。
Dr.マルコムはコール少年を救おうと何とか頑張り、遂にコール少年の秘密(幽霊が見えるということ)を聞くことに成功。
幽霊たちは、自分が死んだことに気付かず、話しかけくるらしく、怖がるコール少年にDr.マルコムが一言、
「幽霊たちの声に耳を傾けてみないか」
最初は怖がっていたコール少年だが、1人の少女の幽霊の悩みを聞き入れ解決したとき、コール少年は自分の能力の意義を理解し、自分自身と向き合うことができ、その悩みを母親に話すこともできました。
そして、奥さんとの関係に悩んでいたDr.マルコムに対して
「寝ているときに話しかけるのさ、寝てても意識は働いてるから」
とアドバイス。イケメンやね。
さてさて、この物語には衝撃のラストがあります。
物語が始まる前に、「この映画にはある秘密があります。まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい」とブルース・ウィリスから前置きがあります。
まぁ、ネタバレするんですが。
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コール少年からアドバイスを受けたDr.マルコムは寝ている妻に話しかけますが、妻は「どうして私を置き去りにしたの」と寝ながら泣いているようでした。
その時落ちた指輪が奥さんのものではなくて自分のものだったと知った時に、彼は1年前、ビンセントに撃たれてそのまま死んだことに初めて気がつきます。
そうです、彼はコール少年と出会った最初から"死んだ人間"として映像に映っていたのです。
よくできた映画だなぁ、と素直に関心しました。
ほんとにカンの鋭い人は気づくんでしょうけど私は全く気づきませんでした(笑)
第六感は人より少し強い(と思う)んですけど、こういうことは鈍くて、テストのマーク問題も当たった試しがないです😭
また、ビンセントを救いたかったがために成仏(日本の言い方だけど)できなかった彼の精神に涙。
ホラーなのに感動したい、とにかく泣きたい、衝撃のラストに驚きたい、そんな人にオススメです。
(兎にも角にも、私がT●UT●YA店員ならお客さんにオススメしたい映画TOP5入りはする素晴らしい映画です。)
こういう映画を見た後に改めて考えるとマーターズってクソ映画ですね。(まだ言う)
see you next...