サイボスは10月29日から11月1日までの4日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で開かれた。世界の金融機関が加盟し、国際的な金融間の通信サービスを手がける協同組合組織SWIFT(スイフト、本部・ベルギー)が毎年秋に開催している。
会議では、三井住友銀行の国部毅頭取、三菱東京UFJ銀行の平野信行頭取、みずほフィナンシャルグループの佐藤康博社長がそれぞれ講演やパネルディスカッションに臨んだ。
各行がアピールしたのは国際的な資金決済業務の強化。送金や貿易金融、海外進出企業の資金管理などを行う同業務は、融資や預金に比べ、銀行の資産を使わずに安定的な収益を上げることができる。特に成長著しいアジア市場についてはラブコールが相次いだ。
三井住友の国部頭取が「長年にわたり強い関係を築いたアジアの取引活性化に寄与したい」とアピールすれば、三菱東京UFJの平野頭取は「巨額なインフラ投資などでアジアの成長に支障が出ないよう資金ニーズにこたえる」と、邦銀のプライドを見せた。
また、みずほFGの佐藤社長は「アジア市場は欧米勢の画一的なサービスでは通用しない。邦銀は国によって異なるニーズに対応できる」と、アジアでの邦銀の優位性を強調した。
会議参加者数は想定を超えたものの、参加者数の約5%を占めていた中国の大手6銀行はすべて出展を取りやめた。日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化を巡る対立が理由とみられている。主催者側が知らされたのも直前とあって、あわてて出展ブースを撤去するなど、対応に追われる一幕もあった。
サイボスは平成20年に大阪開催が決定。背景には大阪府、市と関西財界による一致団結した誘致活動があった。誘致に関わった中野健二郎・元三井住友銀行副会長は「関西に初めて来たという参加者も多く、ホテルのもてなしなど良い印象を与えたようだ」と振り返った。今後は大阪でのさまざまな国際会議開催に向け、政財界の連携と今回の経験を生かすことも重要だ。(石川有紀)
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