「あなた、ちょっと足が臭い
んじゃないの?」
夕食を終えてこたつに入ってテレビを
見ていた時、唐突に母から言われた。
売り言葉に買い言葉で、
「何言ってんのよお母さん。
そんなこと言われたの初めてよ!」
と言い返したものの、
先週ぐらいから、自分でも気になり
始めていた。
お風呂上りにローションクリームを
足に塗っていた時、
いつもの様なローションの臭い以外に、
変な臭いがした。
最初は
「部屋の臭いかな?」
なんていう程度にしか思っていなかったけど、
2日、3日経つと、その臭いはより強烈な
ものになっていた。
もちろん、お風呂に入った時には、
念入りに洗った。
いつものボディブラシだけでなく、
足の爪を歯ブラシで洗いもした。
でも、
お風呂から上がると、不快な臭いは
全く落ちていなかった。
きっと、これがこたつの中で温められて、
母も言わずにはいられなくなったのだろう。
母は言い返した私に何も言うことなく、
お風呂場に向かった。
そして、
「あなた、これで洗ってみたら?」
「なにそれ?」
「まぁいいから、足にふきつけてごらんなさい。」
こたつから足を出し、バスタオルを敷いて
足に噴きつけてみた。
「あれ?臭いがしない?」
「お母さん、あなたがもしかしたら悩んで
いるのかも?と思って、友達に話したら、
その友達がくれたの。」
「えええっ?」
さすがに母だ。
どんなに私がコソコソとしても、全部わかってる。
そして、いつも私の悩みを解消してくれる。
いつも、本当にありがとう。お母さん。
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