人は誰でも幸福になりたいと願います。愛が欲しいと願います。
でもね、それを素直に受け取れない人もいる。
例えばね、誰かが家に遊びに来てくれたとしますね。で、手土産の1つでも持ってきてくれると、それを受け取った時に気まずい気持ちになってしまう人というのはいます。
与えられることを拒否してしまうんですね。
で、与えられることを拒否してしまえば、与えた人も、「そっか。この人は与えられても喜ばないんだ。じゃあ、与えるのはやめよう・・・。」ってことになる。当然の結果です。
でも、同じシチュエーションで、手土産の1つでも持ってきてもらった時に、「え~、なにこれ、嬉し~!!開けてみてもいい♪ やだ、美味しそ~~、あとでみんなで食べようよ。今すぐ冷蔵庫に冷やしとくね!」とかって感じで喜びを表す人もたくさんいます。
「喜ぶ人」ってね、「与えた人」に「与えてヨカッタ━(゚∀゚)━!」ってことを思わせる人なわけです。
ホスピスを広めたことで有名な医師のエリザベス・キューブラー・ロスさんって人がいますね。生涯に渡って他人に与え続けた人。
彼女は晩年、脳梗塞で倒れ、不自由な暮らしをしたそうですが、そこで神様に対して毒づいたりしながら、これは、与えることではなく、与えられたものを受け取るレッスンである、ってことに気付いたそうで。
で、言います。
「人生では2つのことが大事なのよ。
『愛を与えること』と『愛を受け入れること』。
愛を受け入れるということに関して私は落第だった。
「自分を愛するなんてとんでもない。」って思うから、あまり多くの愛を得られずにきた。
だから私は学ぶべきことになっているのよ。
イヤでたまらないけど、とにかく学ばなければいけない。」と。
小さな子供が一生懸命に花をつんだり、絵を描いたりしている時に思うことは決まってます。
「これをあげたら、ママは喜んでくれるかな♪」ってこと。
ギフトは、受け取って喜ぶことで、それがそのまま相手への大きなギフトになりますね。
いつも幸せそうにしている人って、「与える人」であるのと同時に、「受け取り上手」で、「喜び上手」だったりします。
だったら、喜び上手になった方がいいよね。
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