夕陽の染まった真夏の海で輝く浜辺を散歩して
凹んだ足跡の残る砂の絨毯に大小の影が伸びる
 
手を繋ぎながら二人の間にのどかな空気がひたすら流れていくまま
そんな気持ちを隠しているのはきっと予感めいたものがあるから
 
君がフレームに収まるこの綺麗な景色を
いつまでも忘れないで覚えていたくて
どんなに時間が経ってもいつか思い出して
また二人で一緒にこの軌跡を辿ったら
今よりも絆が深くなっていればいいよね…
 
 
降りしきっていた蝉時雨はいつの間にか止んで
見上げた夜空にはひしめく星達ときらめく満月
 
寄り添い合いながら二人の間にのどかな空気がひたすら流れていくまま
そんなに意固地なまでに黙っているのはきっと予感めいたものがあるから
 
君のヒマワリみたいな笑顔とこの綺麗な風景を
いつまでも忘れずに覚えていたくて
どんなに時間が経ってもいつか思い出して
また二人で一緒にホタルビの軌跡を辿ったら
今よりも愛が深くなっていればいいよね…
 
 
ね、目を閉じて
君に見せたいものがある
暗闇彷徨うホタルをつかまえて
 
さ、目を開いて
光を紡ぎ出すホタルブクロを受け取って…
 
 
君の声にならないほどの小さな囁きは
いつまでも脳裏に焼きついているはずだから
一つずつ勇気を尽くして零した言葉は
僕の心の中を隅々まで満たせば
瞳から流れた一粒の涙は儚く消えた線香花火…




僕のそばから突然消えてしまった君は
かけ値なしの大切な存在だった…
 
セピア色の無限の夏空になんだか心が淋しくなるよ
あたりに響き渡る蝉の鳴き声が永久の眠りを告げた
 
うるんだ瞳は哀しみを見せて
ゆるんだ口もとから微笑みがこぼれて
ただ僕は君への愛に強く飢えていた
 
「君との記憶をすべて忘れずに覚えてるから…」
言葉にすればふいに想いが零れ出ていて
『あなたのことをずっと大好きだったよ…』
頬に触れたらいつの間にか涙が溢れ出ていた
 
 
モノクロの無限の夜空になんだか心が冷たくなるよ
そよ風が運ぶ木々の泣き声が泡沫の夢をかき消した
 
流れ星探して、刹那の中で願いを込めて
動かない星探して、それを君に見立てて
ただ僕は思いの丈を問いかけていた
 
「何故君は僕から離れてしまったの…?」
声にならないメッセージを送って
「もし君のそばに行ける翼があれば…」
月夜の静けさに君の名前を乗せ続けた
 
 
心とは裏腹に君を傷つけていて
本当は君を誰よりも一番想っていた
君をなくしてわかったこと
 
壊れかけた身体でもう一度
優しく抱きしめてあげればよかった…
 
 
「君との記憶をすべて忘れずに覚えてるから…」
言葉にしたらふいに想いが零れ出ていて
『あなたのことをずっと大好きだったよ…』
頬に触れたらいつの間にか涙が溢れ出ていた




ここへ来てからどれだけ経っただろう…

窓際でぼんやりした面持ちでつぶやく

時間さえも忘れてはしゃいだ日常は
何の変てつもない毎日に成り果てていた
 
晴れた空とは反対にこの気持ちと較べたら
切なくて胸の奥がちくちく痛んで蘇る
 
目の前に広がる情景の数々
どれもこれも忘れるわけがない
私たちの思い出
余計に綺麗に見えて後悔する
当たり前のように過ごしたあの頃が本当は
かけがえのない日々
 
 
なにげなく外に出てみたのはいいけど
何も無い町並みは寂しく見えた
 
ふと立ち寄った場所で笑いかける向日葵
頬をつたった涙は花びらに落ちて弾けた
 
目の前に広がる景色に感じた
あなたと手を繋いで散歩したあの時の
ぎこちない口づけ
見つめ合う瞳にはあなたしかいなかった
微熱を帯びて… 空を仰いでみれば
恋い焦がれた夏模様
 

今はお互い離ればなれの生活
私たちのこと、まだ記憶にあるよね?
忘れないでね…
 
余計に綺麗に見えて恥ずかしくて
微熱を帯びて… 空を仰いでみれば
恋い焦がれた夏模様