子供の頃、母に「新しいタイツはいたんだから、今日は転ばないんだよ。穴あいちゃうから、気をつけて歩くんだよ」と言われて「行ってきます」と家を出て走りだした途端転んで見事にオニュウのタイツに穴が・・・しかも膝かぶからは血が・・・なんて事が良くあった。大体こういう時は親の言う事をいい加減に聞いて返事した時だったと思う。

 だんだん、自分が大人になって。何か悪い予感、子供が事故に遭う光景が頭に浮かんだり、子供が困った事になる光景が浮かんだり、試合に負けたり、忘れ物したり、試験に遅刻したり、などなどの光景が頭をよぎった時、それを口に出して子供に言ったり、メモで伝言したり、すると、大概それははずれて何事もなく過ぎて私の取り越し苦労だったって事で終わるし、私の心配すら忘れられてたりする。けど、それを言わずにしてしまうと、それが現実となって・・・て事になる事がしばしば・・・

 不思議だけどそうなので、何か悪い予感が胸をよぎった時はそれを口に出して言うのが私の回避法になってる。