うちの斜め向かい、そしてそのお隣のワンコ。

 

そしてうちのアナさん。

 

皆、もと保護犬。

 

皆、中型雑種犬。

 

皆大切にされて我が子のようにかわいがられている。

 

 

うちに来た当時のアナ。こんなに幼くってかわいかった!

 

 

斜め向かいとうちのアナさんはセンターの子犬譲渡会出身。

 

 

生まれて、捨てられて、さまよって、愛情のかけらも知らず、知っているのは、ひもじさと孤独と恐怖だけ。

 

そして保健所やセンターに保護された(もしくは持ち込まれた)。

 

保護されて安心ではない。

 

今度は命のふるいにかけられるのだ。

 

先天的欠陥や病気があれば、子犬でも即処分される。

 

大人犬は飼い主が名乗り出なければ処分。

 

そう子犬の譲渡会のお勉強会で職員さんたちに聞かされた。

 

ここにある命は数少ない生かされた命だと。

 

 

そんな残酷な現実から生き延びた貴重な命だから。

 

 

だから、決して金輪際、つらい思いはさせない。

 

死んでいった子たちの分も幸せにするって決意でうちに迎えた。

 

今、それほど幸せかはアナに聞いてもわからないけど。。。。

 

 

そして気が付くとご近所の中型ミックス犬はほとんど元保護犬という現実。

 

その子たちはみな一代限りの命を生きている。

 

 

市街地の住宅街には野良犬など存在しないし、

 

最近は普通の飼い主は必ず去勢避妊するし、中型ミックス犬のブリーディングって聞いたことがないし。

 

将来アナのような雑種犬は日本からいなくなるのか?との思いを抱いていた昨今。

 

 

介護のために隣県の田舎に通う道中のこと。

 

田舎の集落と山道をいくついくつも超えて車を走らせていると

 

突然、、、道に子犬が6匹群れてじゃれて遊んでいるではないですか!

 

どこから現れたっ!?って、驚いて周りを見回すとそこは集落の堺の場所。

 

そこから先は人家もない山中という場所。

 

道路脇の一段高台の民家の勝手口に大人犬が2匹つながれて飼われている。

 

アナと同じくらいの大きさの茶色の中型雑種犬だ。

 

見ていると子犬たちはコロコロと無邪気にそちらに戻っていった。

 

そこの家の子犬ってわかって、それ以来、週に2~3回、田舎に帰るときは必ずチェックしている。

 

道に飛び出している事はそれ以後ないが、囲いもない勝手口あたりに自由にたむろしている。

 

あと3か月もしたら子犬も大人になる。

 

親犬2頭と子犬6頭全部で8匹飼い続けていけるのか?

 

もしくは貰い手を見つけてあげることができるのか?

 

というか、今回の出産が初めてではないかも?

 

じゃあその子たちはどこに行った?

 

そして避妊しない限りこれからもこの勢いで、年に1~2回出産を繰り返していく。

 

その未来に生まれでる子たちの行き先は???

 

 

 

 

 

 

保護団体の方々が来る日も来る日も新しい行き場のない命を救うために奔走している現実。

 

保護しても保護しても不幸な命が減らない現実。

 

 

野犬の子犬や親。

 

保護ボランティア団体が数多く保護しています。

 

 

もしかして、てその最前線がここにある現実なのか?

 

 

考えすぎならいいのですが。。。。。

 

 

 

中型雑種犬がいなくなる日。

 

まだまだ先か。。。。。