戦略的とか、戦術的とか方法論は、

幾つもあるが、その中で、有名な孫子を取り上げる。

 

 詳しくは、本を買って読めば、いいのだが、

その本質を、

 

 先の大戦の日本をたたき台にして、

解説したい。

 

 とっかかりは、米国のハルノートであり、

その要求は、あまりにも、厳しかった。

 

 そこで、今ある備蓄を持って、太平洋の、

島を占領し、反撃を、撃破して、守りを固めて、

持久戦体制を築こうとした。

と思われる。

 

 私がそう考える根拠は、戦争は、敵の首都を占領して、

初めて決着がつくということを、当時の日本軍は、

考えていなかったと思えるからだ。

 

 単純に、当時のアメリカ軍の兵力に相当する、

陸軍や海軍や航空機戦力を、護衛付きで、

アメリカ西海岸まで、輸送することが出来たかもしれないが、

そんなことしたら、日本の燃料は大きく減ることになる。

 

一戦して負ければ、全軍壊滅である。

 

日本と米国の国力の差、

技術力の差、輸送船や、トラック等の物量の差

 

鉄鋼生産量の差、

 

 日本は、クロモリ鋼のような、エンジン部品原料の、

製造技術がなく、、その差が原因で、

 

 信頼性のある航空エンジンは、1000馬力までだった。

具体的には、ピストンとクランクシャフトの

接続するロッドを長くすると強度が

保たなくロッドが折れる。

同様にベアリングも品質が悪く壊れやすい、

 

 そのほか、ねじやナットなどすべての加工品の

寸法精度が悪く互換性が良くない、

 ねじのかみつきや、折れ、

 工具の寸法精度が悪い、

 

工業力の差が歴然。

 

 そもそも、南方の資源確保しても輸送船やタンカーが

足りなくて、運べない。

 

 化学工業も、火薬の生産量は少なく、

液冷エンジンの冷却水用のエチレングリコールが製造できず

冷却水がすぐ沸騰して、エンジンを回せない。

薬莢の銅の生産量も少なく、弾丸の生産も、

少ない。

 

 無線機器の性能は悪く、そういった電子技術力も、

低い、電線の絶縁も、明治時代と大差なし。

 

 当時の船や航空機や、様々な機械を

動かし続けるのは、実に大変だったろうと思う。

 

 孫子の兵法。

 

 勝つ算段があれば、開戦してもよい。

しかし、戦闘は兵力、物資、資金の消耗が

あるので、うまく交渉して、国力を高めること、

 

 勝負が勝つか負けるか不明な時、

勝つ見込みが無ければ、戦争をしない。

 味方を増やして、援軍を呼ぶ。

 

 こちらの陣地近く、敵から遠方で罠にはめるとか

 

 苦肉の策もあるが、米国と欧州と戦争することは、

多勢に無勢で最も、悪手であった。

 

 当時の政治家や軍人は、

そういうことが分からなかったのだろうか。

 

 今も、そういった見えない人が上にいるような、

気がする。

 

 今日この頃

 

以上