その後は、
CT検査、レントゲン、心電図、PET検査、MRI検査膀胱鏡などで何度も外来を受診した。
この検査期間中、なぜか吐き気が出てきて歯磨き後には毎回吐いてた。まだ薬も何も飲んでいないので、きっと精神的なものだったのかなと思う。
PET検査の結果を聞いても、画像みせてもらってお腹のリンパ節に何個か光ってるのがあります、とだ
け。
「えっ、、、、それは腫瘍ですよね、転移してるってことですか」
「んー、腫瘍らしきものがみえるってことです」
確定的なことは、なにひとつ言ってくれなかった。
不安だけが積み重なっていく。
もし、転移してたらと不安です。すぐ検査入院して確定診断をつけてほしいです、と言っても、「伝えておきます」とだけ。
先生、あなたに言ってます!
悪い情報は断片的に入ってくるのに、現状自分はどういう状態なのか分からず、不安な気持ちが膨らんでパンパンだった。
今後の話(入院すること)で、
抗がん剤の単語があったことや、いままでの情報から、結構進行してるんだろうな、、というのはなんとなく感じた。
だから、不安を抱えながらも、最悪を想定して受け入れる準備を同時にしていた気がする。