リブログ記事ショパンのあの名曲をここまで見事に使った映画がこれまであっただろうか?映画『四月は君の嘘』
アメブロを始めてもう何年も経つが、これまで書いた記事の中で自分が本当に読んでいただきたい記事は、まずはこれ。そして今回、これから書くブログ。この2つである。こんな言い方は不謹慎なのだが、正直なところ「この2つさえきっちり読んでいただければ、自分のブログの他の記事なんてスル-してしまっても構いませんよ」とさえ思っている。映画で自分が「もう涙ぼろぼろになりました!」という作品は4つある。まずは韓国映画の大ヒット作『シュリ』、そして日本映画の『鉄道員(ぽっぽや)』、同じく日本映画の某作品。この3つ目の『日本映画の某作品」とはB級映画どころかC級orD級映画。こんなのを御紹介すると妖美(よみ)の見識が疑われそうなので(笑)、タイトルは控えさせていただく。ただ、正直なところ、自分としては「この某作品が一番泣けたよな‥‥」と思っているが。他にも「感動した!」レベルで言えば『砂の器』(後に幾つも製作された「ゲロゲロの」リメイク版ではなく、野村芳太郎監督による純正オリジナル版)とか『山田洋次監督/幸福の黄色いハンカチ』‥‥等もあるのだが、それらは感動という点では桁違いではあるものの、「泣ける映画」とはちょっとズレる気がしているので、今回はスル-させていただく。というわけで、前述の「もう涙ぼろぼろになりました」の残りの4つ目の作品を、今回は御紹介したい。それは『四月は君の嘘』という映画である。この作品には漫画の原作がある。そしてこの漫画原作は結構なベストセラ-になった。自分はこの漫画を第1巻から「こつこつと」買い続け、そして読み続けていた。その後、この漫画の最終巻が出たので即座に購入。購入後、早速電車の中で読み始めた。すると、その最終巻のクライマックスシ-ンで、自分はもう「涙ぼろぼろ」になってしまった。「涙ぼろぼろ」が恥ずかしくて電車の中では顔を上げられず、ずっと下を向いていたくらいである。そのくらい、この終盤のシ-ンでは感動してしまった。この漫画は、まずはTVアニメ化されたらしいのだが、それは全く観ていない。まあ、そのTVアニメ版とやらは特に観なくてもいいものだと思っている。ところがこの感動的作品が、今度は実写版で映画化されるというではないか。これは見逃すわけにはいかない。ちなみに登場する役者は、主な登場人物に限定すると、有馬公正(山崎賢人)宮園かおり(広瀬すず)澤部椿(石井杏奈=元E-girls)渡亮太(中川大志)である。自分がその映画版を映画館で観たのは2016年の10月1日だった。この日がこの映画の劇場公開最終日であり、これを逃すと少なくとも映画館では観られなくなってしまう。しかしこの日は平日である。当時の自分はまだ有職有収入時代だったので(しかも当時の自分は管理職だった)、当然勤務がある。もう時効だろうから書いてしまうが、この日の自分は仮病を使って「ずる休み」をし、この映画を観に行った(笑)。だって、この日が劇場公開最終日なんですよ!これを逃したら、もう観られないんですよ!勤務なんかよりも、当然こちらを優先させるべきでしょう!というわけで、「錦糸町/オリナス」というモ-ルに入っている映画館に出向いた。この映画を上映している映画館で、自宅から一番近かったのはここだったので。午前中の一番早い回である。平日の午前中という事で、劇場内には自分と同様の50歳~60歳くらいの男性客が6~7人ほど居ただけ。つまりオッサンだらけ。ちなみに女性客は一人もいなかった。ざざっ‥‥と恐ろしく簡単にスト-リ-を御紹介する。主人公の有馬公生(山崎賢人)は子供時代に天才ピアニストと呼ばれていた逸材。コンク-ルでは常に優勝‥‥みたいな。しかし(精神的な)ある事情から、彼はピアノが弾けなくなってしまう。こうして天才少年はピアノの世界から消えて行った。その後、高校生となった有馬公生(山崎賢人)は、同じく高校生のヴァイオリン奏者の宮園かおり(広瀬すず)と出会う。かなり破天荒なタイプのヴァイオリン奏者だ。そしてそのヴァイオリン奏者の宮園かおり(広瀬すず)は、自分の伴奏者として、かつての天才ピアニストたる有馬公生(山崎賢人)を指名する。しかしかつての天才ピアニスト有馬公生(山崎賢人)は、前述の通り「精神的な事情」から、思うようにピアノが弾けない。しかしそれを宮園かおり(広瀬すず)があれこれフォロ-し、有馬公生(山崎賢人)は徐々に再びピアノが弾けるようになっていく。こんな感じで、前半は「だらだらした」ラブ・スト-リ-風に話は展開していく。この前半辺りは「くっだらね~っ」と感じる方も多々いらっしゃるかもしれない。しかし後半の理解のために、この前半もきっちり観ておくべきである。ていうか、この前半部をきっちり観ていればこそ、後半で感動出来るのである。後半に入ると、そのヴァイオリン奏者の宮園かおり(広瀬すず)が、かなりヤバい病気を抱えている事が判明する。ここからは一転してシリアスな展開となる。ちょいとここで、この映画の予告編を観ていただきたい。長くなるので、以下、簡潔に述べる。宮園かおり(広瀬すず)は、その「かなりヤバい病気」を克服するため、手術を受ける事を決意する。しかしその手術には相当なリスクが伴う。とにかく危険な手術なのである。しかし、そんな大きなリスクがありながらも彼女が手術を決意したのは、健康な状態となって、有馬公生(山崎賢人)と共演することを目指していたためだった。これ、この映画に於ける「とんでもなく重要なポイント」となるので、今一度繰り返す。宮園かおり(広瀬すず)が「とてつもないリスクのある手術」を受ける決意をしたのは、健康な状態となって、有馬公生(山崎賢人)との共演を成し遂げるためだったのである。とにかく彼女は有馬公生(山崎賢人)と共演がしたかったのである。「とんでもなく重要なポイント」なので、もう一度繰り返しますよ。宮園かおり(広瀬すず)が「とてつもないリスクのある手術」を受ける決意をしたのは、健康な状態となって、有馬公生(山崎賢人)との共演を成し遂げるためだったのである。とにかく彼女は有馬公生(山崎賢人)との共演がしたかったのである。「共演がしたかった」のである。これをよく覚えておいていただきたい。大丈夫ですね?精神的な事情からピアノが弾けなくなっていた、かつての天才ピアニスト有馬公生(山崎賢人)だが、東日本ピアノ・コンク-ルに出場することを決意する。コンク-ルの課題曲は『ショパン/バラ-ド第1番』。そしてコンク-ル当日は、宮園かおり(広瀬すず)の手術の日でもある。その後、次のように映画は展開する。コンク-ル当日は、以下の2シ-ンが並行して出て来る。車輪がついた移動式ベッドに乗せられた宮園かおり(広瀬すず)が手術室に運び込まれるシ-ン⇒東日本ピアノ・コンク-ルに出場した有馬公生(山崎賢人)が、コンク-ルにてピアノを弾き始める⇒宮園かおり(広瀬すず)の手術シ-ン⇒有馬公生(山崎賢人)の演奏シ-ン⇒宮園かおり(広瀬すず)の手術シ-ン⇒有馬公生(山崎賢人)の演奏シ-ン‥‥が交互に並行して同時進行で描かれる。『ショパン/バラ-ド第1番』という曲を御存知の方ならおわかりいただけると思うが、この曲には中間の辺りで「サビの部分」がある。この曲をこよなく愛する方々は「この曲は全部がサビよっ!」と言われるかもしれないが、ならば「その中でも特に素晴らしい箇所」と考えていただきたい。クラシック音楽史上、1、2を争う、奇蹟のような素晴らしい旋律である。その「サビの部分」の前までで、コンク-ル中の有馬公生(山崎賢人)が『ショパン/バラ-ド第1番』を弾きながら、「それまでの宮園かおり(広瀬すず)との思い出をあれこれ回想する台詞」を「心の中で」語る。この辺りから観ている側としてみたら、徐々に「目がうるうる」になり始める。『ショパン/バラ-ド第1番』のサビの部分の直前、有馬公生(山崎賢人)は、手術中の宮園かおり(広瀬すず)に向かって、「(今の自分のこの音が)届け!」と心の中で叫ぶ。そして有馬公生(山崎賢人)が『ショパン/バラ-ド第1番』の中間辺りで出て来る「サビの部分」を弾き始めたその瞬間‥‥‥‥‥‥‥‥ああ、これ以上はネタバレになるから言えない!自分はここで「涙ぼろぼろ」になった。その後、エピロ-グ的シ-ンがある。ネットによれば、この映画を「泣けるっ!」と言っている方々は、どうやらそのエピロ-グ的シ-ンで「泣いた」らしいのだが、自分的にはこの映画の「泣き所」は、そのコンク-ルでの『ショパン/バラ-ド第1番』の「サビの部分~曲の終わり」だと思っている。また、隠れたポイントは澤部椿(石井杏奈=元E-girls)だな。演じた石井杏奈は実に上手かった。映画終了後、明かりがついたにもかかわらず、それから1~2分、誰も席を立たなかったことを今でも覚えている。恐らく皆さん、目が「うるうるに」なってしまっていたため、恥ずかしくて外に出られなかったのだと思う。そのくらい感動的だった。自分も「目がうるうる」で、恥ずかしくて外に出られなかった(笑)。確か自分が一番最後に映画館を出た記憶がある。少しでも多くの方にこの映画を観て欲しい。特に女性の方々に観ていただきたい。自分はブル-レイ豪華版でこの『四月は君の嘘』を発売直後に購入したが、今だとhuluの配信で観られるのかな?ちょっと未確認情報だけど。