『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』 (1998)


●原題:The Lion King Ⅱ:Simba's Pride

●監督:ロジャー・アレーズ、ロブ・ミンコフ


ディズニーの長編アニメーション映画、『ライオン・キング』の続編です。

劇場公開作品ではなく、ビデオ作品だそうです。


ディズニー作品の中で必ずベスト3に入るくらい大好きな作品の続編ですが、実はその存在すらもあまり知りませんでした。←


『ライオン・キング2』では主人公がシンバから娘のキアラに踏襲(?)され、おなじみのメンバーはそのままに新たな世代のお話が展開されます。

敵役として登場するのが、前作で倒したスカーの仲間の生き残りのライオン達ということに驚きました。

(スカーの仲間はハイエナだけだと思っていたのでw←)


前作がシンバの成長に焦点を当てた物語だったのに対し、『ライオン・キング2』では、キアラの成長、コブの葛藤、キアラとコブの恋模様、シンバの王として父としての悩み、同じ種族間の争いなどテーマが広がっていました。

テーマが広がったとはいえ、それらが上手に関係しあい1つの作品としてまとまり、『ライオン・キング』の新たな面を観ることができたように思えます。


特に、シンバとナラが初めから幼馴染で仲が良かったのに対し、キアラとコブは敵同士の関係で(ロミオとジュリエットをモチーフにしたそうです)切なさが更に上がっていたように思えます。


ただ…1つ謎だったのが、ユペンディのシーン。

恋人たちの楽園ってことなんでしょうけど、あそこだけ急に絵のレベルとか…何か色々ガクッと落ち込んだように観えて…;;;

それまでが映像も音楽も十分楽しめるレベルだっただけに何か残念でした;;;


話は変わりますが、今回の作品は、主人公が女の子で敵役も女性だったためにあのラストになったのかなと思いました。

結末がまた戦って終わりでは変わり映えしないという意味もありますが、キアラとコブのためにも他のライオンたちのためにも戦わずして終わることができてよかったと思います。

ジラは助かりませんでしたが、あそこでキアラの手を取らなかったのが、スカーが相手に対し態度をころころ変えるのと対照的に、ジラの一途な信念が観えたように思えました。


もちろん、シリアスなシーンばかりでなく、相変わらずなティモンとプンバァのコンビなど最高でした。

ティモンのちょっとした一言が毎回ツボでしたwww

ただ、ティモンとプンバァがプライド・ランドで生活を始めたことにより、ザズーの出番が明らかに…減ってたような…;;;

ティモンとプンバァの人気を考えればしかたないかもしれませんが、ちょっぴり可哀そうでした←


2作目というと、前作よりつまらなくなっているのではと思ってしまいますし、やはり1作目の感動を超えるのは難しかったですが、それでも十分楽しい作品でした。


なにより、ヒーローとしてはシンバよりコブ派です←


それにしてもディズニーの動物の描き方はいつ観ても神がかっていました。


『レインマン』 (1988)


●原題:Rain Man

●監督:バリー・レヴィンソン

●出演:ダスティン・ホフマン、トム・クルーズ


父の遺産が見知らぬ自閉症の兄のものになるのを知ったチャーリー(トム・クルーズ)が、遺産を手に入れようと兄をロスへ連れて行こうとする、ヒューマンドラマでもありロードムービーでもある作品です。

その年のアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、ベルリン国際映画祭で作品賞を獲得しています。


オープニングで高級車がぶら下がって画面を横切るシーンは、昔の特撮のように見えました。(ウルトラマンとか。ちゃんと観たことはありませんが…←)

最初の頃のチャーリーのイライラっぷりは観ていてハラハラしました。

机を蹴られたチャーリーの部下は可哀そうなポジションでした…。


スザンナは初めは嫌な感じの女の子なのかと思ったら、レイモンドと関わるようになってから印象ががらっと変わりました。

この映画の感じだと、当時自閉症はあまり知られていなかったようですが、それなのにレイモンドを奇異の目で観るわけでもなく、優しく愛情を持って接する姿が印象的でした。


自閉症については詳しくありませんが、レイモンドがホテルでの生活に不安そうであっても割と落ち着いて生活できていたことや、ふざけているということを理解できていたことに驚きました。

そして、レイモンドは200本以上ある爪楊枝を一瞬で数えたり、4ケタ×4ケタの計算を一瞬でできたりしていましたが、レイモンドは実在の人物をモデルにしているそうなので、本当にそんなことができる人がいるということに驚きました。

ダスティン・ホフマンの演技は噂に違わず、本当に自閉症の方なのではと思ってしまうくらい素晴らしかったです。


チャーリーとレイモンドが2人で車で移動しているシーンを観ていた時ふと思ったのですが、イライラが頂点に達すると誰かが車から降りて大声で叫ぶ、というシーンはロードムービーのお約束なのでしょうか?w

ただっぴろくて何もない土地が続くアメリカじゃないとできないよなぁなんて思ってしまいます。


レイモンドがチャーリーの頭を不器用になでるシーン、

レイモンドとチャーリーがホテルの一室でダンスの練習をするシーン、

レイモンドの「チャーリーがふざけた」のセリフ、

レイモンドがチャーリーを「メインマン」と呼んだシーン、

これらのシーンはもれなく感動しました。

やはり家族愛ものに弱い私です。


「メインマン」と「レインマン」。

空想の友達が実は自分の兄だったなんで、そうとう驚くけどすごく嬉しいしステキなことだなと思いました。


「レインマン」と「雨の日は外に出ない」という慣習は何か関係があるのかと思いましたが、特にないみたいでしたね;


チャーリーがレイモンドをレインマンと呼ぶようになったエピソードは出てきませんでしたが、幼いチャーリーがレイモンドをうまく発音できなくて、レインマンになったのなら可愛いな~と思いました(※ただの妄想です。←)



『三人の騎士』 (1945)


●原題:The Three Caballeros

●監督:ノーム・ファーガソン


映画、というよりオムニバス作品なんでしょうか?

ドナルドのお誕生日に届いたプレゼントから、南米を中心に色々な国の歌やダンスが飛び出します。

この映画に出てくる、ドナルド・ホセ・パンチートの3人のことを三人の騎士と言うんですね。


南極の寒がりペンギンの話も出てきますが、ブラジルやメキシコなどのエキゾチックな音楽の印象が強烈に残ります。

『メリーポピンズ』のように実写とアニメーションの合成シーンもあり、映像もカラフルで楽しい雰囲気です。


それにしても、ドナルドが綺麗なお姉さんに弱すぎて笑えましたw

いつもの短編アニメなら、最後に痛い目をみることが多いドナルドですが、この作品ではそれほど痛い目にもあってなく、ホセやパンチートも終始楽しそうに笑ってます。

さすが南米、おおらかですねw

とは言え、可哀そうな目にあうのはやはりドナルドですが。


実写で出てくる女性の衣装がセクシーでかわいくってツボでした。

ビーチのシーンは時代を感じましたが。

ビーチでのドナルドは…ひどかったですw


この映画を観ると陽気な南米に旅行に行きたくなるかもしれませんね。

ホセが絶賛していたバイーアに一度行ってみたいです。


エンディングのあたりは、ダンボの夢のシーンのように段々カオスになっていって、ちょっとついていけなくなりました;

『サボテン・ブラザーズ』の女性版のような衣装を着た女の子は可愛かったですw


観るのももちろん良いのですが、BGMとして流しているのも良いかもしれないと思いました。


やっぱり一番好きなの曲は、昔から聞いていた「三人の騎士」ですね。

パンチートの派手な登場シーンも、個性バラバラの3人も大好きですvvv