息子が就職して1週間、私も転職して2ヶ月、少し余裕が出てきたので、見たかった映画
「82年生まれ、キム・ジヨン」
U-NEXTで視聴しました
あらすじ
結婚・出産を機に仕事を辞め、育児と家事に追われるジヨン(チョン・ユミ)。常に誰かの母であり妻である彼女は、時に閉じ込められているような感覚に陥ることがあった。「疲れているだけ、大丈夫」。そう夫のデヒョン(コン・ユ)にも自分にも言い聞かせる彼女だったが、ある日から、まるで他人が乗り移ったような言動をとるようになる。その時の記憶はすっぽりと抜け落ちている妻に、デヒョンは傷つけるのが怖くて真実を告げられず、ひとり精神科医に相談に行くが、本人が来ないことには何も改善することはできないと言われてしまう。なぜ彼女の心は壊れてしまったのか。少女時代から社会人になり現在に至るまでの彼女の人生を通して、見えてくるものとは—
感想
育った環境や、生きてきた経験、今ある現状で様々な感想があるだろうなと思う作品でした
日本でも度々話題になる女性差別、性被害、嫁姑問題、妊娠出産、
日本の女性差別の発言等については、個人的に色々と思うことはあるけど。。。
チョン・ユミちゃんが演じるキム・ジヨンが生まれて過ごしてきた時代、ジョンのお母さんが過ごしてきた時代。
作品は軸としてその世代世代の女性の生きにくさを描いていました。
優しい家族、可愛い子供、住むところもあって、幸せじゃない?
ジヨンの環境が羨ましくもありながら、ジヨンの辛さにも共感でき、涙が出てきました。
現在、子育て真っ只中のお母さんは余計に自分自身とシンクロしちゃうだろうな。
映画を観ながら、仕事中の会話を思い出した。
仕事の上司がオススメの映画を教えてきて、その映画が2008年公開の映画で、
「えー、映画好きな〇〇さんが観てないの〜?その時一体何してたの?」
って言われたんですよね
2008年かー。
13年前、、、
息子が10歳になる年、それこそ子育て真っ只中で、フルで仕事して、お金も節約節約で、土日はほぼ丸1日スポ少のサッカー⚽️
自分って何なんだろうと考える余裕さえもなかったけど、世の中の女性の負担の多さも事実だと思う。
でも、女で良かったとも思う時もある(笑)
映画で、やっぱり第三者がジヨンに言う言葉が重いなと思った。
子供と公園にいるお母さん達を
「気楽でいいよなー」
と馬鹿にしたり、、
終盤のジヨンが、自分の気持ちをハッキリ言えた時の、爽快な顔が良かったし、私もスッキリした。
息子をベビーカーに乗せてバスに乗らなければいけなかった時の、運転手と乗客の迷惑そうな顔と雰囲気を思い出したわ(笑)
この映画の中では、家族や周りの人達は基本的に良い人で悪意のある人はいないのが良かった。
お父さんもお母さんも子供を思ってる。
ジヨンの旦那さんも優しくて、それはそれはコン・ユだから当たり前だけどかっこよくて、子育てにも協力的だし、ジヨンの為に思い詰めて色々動いてくれて…
羨ましい
ジヨンのお姉さんも魅力的だし、大事大事に育てられた弟もユーモアがあって、ジヨンが一歩踏み出すきっかけをプレゼントしてくれる。
家族の絆は大事だな。
男女問わず何かを考えるきっかけになったり、身近な人に優しくできるようになるかもしれない、そんな映画「82年生まれ、キム・ジヨン」でした。