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占い師MAKIのブログ

会うとしあわせになる占い師

私が2回目に天狗さんに出会ったのは須佐神社でした。

 

女子5人で出雲大社にお参りして、温泉旅館に泊まる旅でのこと。

出雲大社にお参りする前に必ず寄った方がいいと言われ、先に須佐神社にお参りしました。

本堂にお参りした後、小さな境内社のような小屋があり、中を覗き込みました。

格子で、ガラス張りになっていたので中は見えるのですが暗くてよく見えません。

 

すぐ隣にMちゃんがいたので、見えるか聞いたら暗くて見えないと言いました。

 

目が慣れてきて、太鼓のようなものが見えました。

お祭りの太鼓かな?と思って右側に目をやると大男が仁王立ちで佇んでいました。

私はビクッとなり、全身に鳥肌が走りました。

『あ、天狗さんだ…』声が漏れました。

山伏の格好をした180cm〜200cmぐらいの天狗の像が立っていたのです。

隣のMちゃんも『あ、本当だ。天狗だ!』

少し離れたところにいたYさんも『天狗さんだね』と言いました。

 

あとの二人は『どこどこ?』と見えていませんでした。

 Mちゃんがその小屋の右側に回り込んで『こっちから見えるんじゃない?』と小屋の側面から覗こうとしていました。

その建物は小屋に見えていたのですが、横側に壁はなく、そのまま中に入れる構造になっていました。

 

そして5人で小屋の中を見ました。

そこには天狗の像なんてないのです。

見間違えるような置き物もありません。

 

 全員『え?』と顔を見合わせました。

 私とMちゃんはここにこういう像が立ってて、天狗の面に山伏の格好をしてて、と必死で説明したのですが見えていなかった二人はポカンとしていました。

 

Yさんにも同じものが見えていたのか確認すると

天狗は天狗でも手のひらサイズの小さな天狗だったと言うのです。

 

それであーでもないこーでもないとざわつきましたが、結局天狗さんになぜ会えたのかわからず終いで出雲大社に向かいました。

出雲大社には参拝できたのですが、その日はなぜか大国主様の気配がなくお留守なのかなと感じました。

 

そして宿について夕食や温泉を楽しみ、その旅は終盤を迎えるのですが

Yさんが、空いた時間に色々と調べてくれました。

須佐之男命から生まれ、須佐之男命の使いだったのは天狗だった、と…

 

なんと…

 

そういうことでしたか。

 

須佐神社にも出雲大社にも神様がお留守な感じがしたのは気のせいではなくて本当にいなくて

天狗さん(神の使い)が「神、今いないんだわ」ということで

お姿を見せてくれたのか!と理解しました。(あくまで想像ですが💦)

 

思い返すと不思議な体験です。

ハッキリと天狗の像として見えたときのゾクッと鳥肌が立つ感じが今でも忘れられません。

恐怖というよりは、圧倒といえばいいのか、絶対的な威厳を感じた瞬間でした。