昨日、ニュースなどでも見ていたけれど


あの阪神淡路大震災から19年も経つのですね


当時まだ中学生だった私は


早朝の眠りの中、震度3の揺れに飛び起き


不気味な長い揺れに身動き取れず


ただボー然としていた記憶が今も鮮明





天災によって、突然に命を奪われてしまった人達


そして、残された人達




家族や大切な人を、病気などではなく突然亡くすという


喪失感や悲しみ、後悔、無念さ、虚しさ等々


私には想像もつかず、19年という歳月が経った今も


その心の傷は簡単に消えるモノではないんだと


私が想像出来るのはその程度







子どもを生み、難病が発覚


必死の闘病の末、今は眠り王子






虚しさに、ただ押し潰されそうな日もたくさんあるけど


彼のおかげで、私は母親になれて


命の尊さ、人の痛み…


少しは、ほんの少しは分かってきたのかも…




決して偉そうな事は言えないけど






そして、東日本大震災からもうすぐ3年


いずれも寒さ厳しい季節に被災し


頑張って乗り越えて今も懸命に生きている人達が


日本にはたくさんいる




弱音ばかり吐いてちゃダメだな…



いつも、この時期になると考えさせられる





人工呼吸器で命を保っている正斗の様なすべての人にとって


電気、水というライフラインは命そのもので


停電が起きた場合の内部バッテリーのリミットは約8時間




人工呼吸器の業者さんに、東北の震災時の話を聞かされた時には


涙が止まらなかった





現地の業者さん達は、道無き道を


転がる遺体をまたぎながら


呼吸器のバッテリーをいくつも抱え


登録されている患者さんの家々を走って回ったそう



それでも、人が走る早さでは、すべての家は回りきれず



やがてバッテリーの充電は切れ


残念な結果になってしまった患者さんがたくさんいらっしゃったと…





世間にはあまり知られていない現実が


まだまだ溢れていたんだと知り


やるせない想いでいっぱいになりました





そして明日は我が身…








震災で亡くなられた多くの方々のご冥福を
心よりお祈り申し上げます