とても難しいことではあるけれど
病気や病気による辛い症状を
笑い飛ばすことができたら
精神的には随分強く
そして楽になりますよね
私は以前、ベテランの神経内科医の
ドクターが次のように本音を語ったのを
覚えています
「長年パーキンソン病の患者にかかわって
はいるが、自分自身は罹患者ではないため
患者さんの本当の苦しみは
分からないと思っている
だから患者さんから『辛い』と言われると
何も言えずに、ただ黙って話を聞いて
うなずくことしかできない
でも、病気を笑い飛ばすくらいの
何というか、悲壮感を吹き飛ばしてしまった
人達にやってくるパワーは
計り知れないものがある
だから気心が知れた患者さんとは
不謹慎にもPDの症状を2人で笑い話にして
診察室で大爆笑している」と
そして
「今は笑い飛ばせないかもしれないけれど
パーキンソン病なんて笑い飛ばす気持ちで
前を向いて欲しい」
と私を励ましてくださいました
「病気を笑い飛ばす」
この言葉がとても印象的で
今でも私の頭の片隅に残っています
自分も病気を笑い飛ばして
計り知れない「強さ」が
持てるようになれたら…
そんな風に思うことがあります
何故、こんなことを書いているかというと
先日、振戦(しんせん)に悩んでいる
ブロ友さんが
(すみません、私、1回でもコメントのやり取りをした方
であれば、ブロ友さんと気軽に言っちゃってます)
「自分の激しい振戦を笑っちゃえれば
楽かもしれない
決めポーズとか共通のフレーズがあれば…」
と綴っておられたので
私、それから色々考えたのです
私も振戦(しんせん)タイプの
パーキンソン病でして
今現在はメネシット効果で振戦が随分
落ち着いていますが
一時期右足の振戦が酷くて
椅子に座っている時に右足がふるえるのが
とても煩わしく
美容院や待合室でじっとしているのが
とても苦痛な時期がありました
だから、解ります、辛い気持ち
笑い飛ばしたい気持ち
そこで、こんなのどうでしょう?
新撰組(しんせんぐみ)を真似して
「私たち振戦組ですから!」
まぁ、パーキンソン病以外の人には
なかなか伝わりにくい「笑い」
ではありますが( ̄∇ ̄)
振戦を笑い飛ばすフレーズとイラスト
ちょっと考えてみました
(気分を害された方がいらっしゃったら
ゴメンナサイ!)
私のブログを読んでくださっている方には
パーキンソン病繋がりの方以外にも
側弯症繋がりの方や趣味繋がりの方など
色々な方がいらっしゃると思います
そんな皆さんのために、少しだけ
パーキンソン病を知らない方のための
用語解説
振戦(しんせん)とは
身体のふるえを意味する医学用語です
何もしてない、じっとしている静止時に
手や足がふるえる「静止時振戦」は
パーキンソン病の典型的な症状の一つです
手や足が勝手にふるえてしまうので
パーキンソン病患者にとっては
最も煩わしい症状の一つでもあります